温泉めぐり日本一周［85日目］

投稿日：2018年3月3日

中国から関西へ

本州西部編　36日目（2007年2月14日）

　あわくら温泉の国民宿舎「あわくら荘」の朝湯に入り、ご飯、味噌汁、塩ジャケ、玉子焼き、湯豆腐、煮物、サラダ、のり、漬物の朝食を食べ、9時、あわくら温泉の国民宿舎「あわくら荘」を出発する。朝から大雨の様相。必死の形相でスズキDJEBEL250XCのハンドルを握る。

　国道373号で岡山・鳥取県境の志戸坂峠に向かっていく。峠を貫く「志戸坂トンネル」の入口で折り返し。そのまま下り、あわくら温泉を通り、国道429号で志引峠を越え、岡山県から兵庫県に入った。

　中国から関西へ。ここで地図を『ツーリングマップル』の「中国・四国編」から「関西編」に替える。

　さー、兵庫県の温泉めぐりの開始だ。日本海側はすでにまわっているので、今回は瀬戸内側になる。

　まずは国道29号の戸倉峠の「峠返し」。雨はあいかわらず激しく降っているが、気温が高いので雪にはならない。

　戸倉峠の周辺にはかなりの雪が積もっていた。雨に打たれた雪からはもうもうと水蒸気が立ち昇っている。ちょうど水の中にドライアイスを入れたような状態。そのせいでヘルメットのシールドは曇り、まったく前方が見えなくなる。シールドを上げ裸眼で走ったが、目の中には雨滴がブスブス突き刺さってくる。痛いこと痛いこと…。痛みに耐えて、兵庫・鳥取県境の戸倉峠を貫く「新戸倉トンネル」の入口まで行き、そこで折り返した。

　若杉高原温泉は休業で入れず、波賀温泉の「楓湯」が第1湯目になった。大浴場のガラス張りの浴室からは渓谷を見下ろす。

　第2湯目は東山温泉「メイプルプラザ」。国道429号から登った山上の「フォレストステーション」にある。大浴場と露天風呂。露天風呂の湯につかりながら、まわりの山々を眺める。まさに「自然の庭園」といった趣。源泉は飲泉可。湯から上がるとレストランで「日替わり定食」を食べる。タイのあら炊きにタケノコとサトイモが添えられている。それと刺身と茶わん蒸し。

　第3湯目は一宮温泉「まほろばの湯」。大浴場と露天風呂。塩分の濃い湯。消毒剤の臭いがかなりきつかったが、なにしろ花粉症がひどいので、それほど気にしないで入れた。これって花粉症効果？

　第4湯目はしそう温泉「よい温泉」。大浴場と露天風呂。若干の色つき湯で源泉掛け流し。飲泉も可。湯から上がるころには、やっと雨が止んだ。

　第5湯目は生谷温泉「伊沢の里」。大浴場と趣のある小さめな舟型の露天風呂の湯に入った。

　第6湯目は花温泉「ほたるの里　安富」の湯。大浴場と露天風呂。ここでは3人の小さな女の子たちを連れたお父さんを見る。悪戦苦闘。がんばれお父さん！

　ここまでの6湯が、戸倉峠の「峠返し」の温泉めぐりということになる。

　山崎から中国道沿いに走り、塩田温泉、置塩温泉と寄ったが、ともに入れず…。

　そのため今晩の宿、第7湯目のこうでら温泉「香寺荘」には、予定したよりも早い20時に着いた。そのおかげで湯から上がると、夕食を食べられた。

　ビールをキューッと飲み干したところで、「うなぎ丼」を食べた。

　こうして宿に着き、宿の湯に入り、湯上りにビールを1杯飲み、そのあとで食事できるというのは、なによりもうれしいこと。最後の最後まで大雨の降りつづいた1日だっただけに、よけいにありがたかった。それにしても、1日7湯なのは辛い。1日10湯に入りたかった…。

本日のデータ　料金等は当時のものです
朝湯	あわくら温泉の国民宿舎「あわくら荘」
朝食	ご飯、味噌汁、塩ジャケ、玉子焼き、湯豆腐、煮物、サラダ、のり、漬物
9時	あわくら温泉の国民宿舎「あわくら荘」を出発
	志戸坂峠　峠返し
	愛の村温泉　入れず
	志引峠　　峠越え
	兵庫県に入る
	戸倉峠　　峠返し
	若杉高原温泉　入れず
771湯目	波賀温泉「楓湯」（600円）
772湯目	東山温泉「メイプルプラザ」（600円）
昼食	東山温泉「メイプルプラザ」の「日替わり定食」（1000円）
773湯目	一宮温泉「まほろばの湯」（600円）
774湯目	しそう温泉「よい温泉」（700円）
775湯目	生谷温泉「伊沢の里」（500円）
776湯目	花温泉「ほたるの里　安富」（700円）
20時	こうでら温泉「香寺荘」（1泊2食7000円）
777湯目	こうでら温泉「香寺荘」
夕食	こうでら温泉「香寺荘」の「うなぎ丼」
本日の走行距離数　211キロ
本日の温泉入浴数　7湯