第158回 万沢林道
投稿日:2011年11月25日
2010年 林道日本一周 関東・東北編
ロング&高速ダートを突っ走る
秋鹿大影林道を走り、国道353号に出ると四万温泉へ。
四万温泉は四万川沿いに南北に細長くつづく温泉。南から北へ、温泉口、山口、新湯、ゆずりは、日向見と5地区の温泉街に分かれている。
ここではまずは温泉口の「清流の湯」(入浴料500円)に入った。四万川の清流を見下ろす露天風呂がすごくいい。そのあと共同浴場の「上之湯」、「御夢想乃湯」とハシゴ湯をした。
国道353号は分断国道。四万温泉から四万川ダムまで行き、さらに舗装路の尽きる所までビッグボーイを走らせた。その先は上越国境の峠を越えて、新潟県の苗場に抜けるのだが、おそらくこのルートが完成することはないだろう。永遠に分断国道のままで終りそうな国道353号だ。
四万温泉の中心の新湯まで戻ると、そこから万沢林道に入っていく。ダートに突入。この林道は関東に残った数少ないロングダート。新湯川沿いに走り、やがて峠へ。峠は霧に覆われ残念ながら視界はほとんどなかった。
万沢林道の名無し峠を越え、国道406号側に下っていく。最後はびっくりするくらいの幅広ダート。路面も舗装路と変らない。ここぞとばかりビッグボーイのアクセルを開いて高速ダートを走った。
国道406号に出る地点までがダートで、万沢林道のダート距離は21・6キロ。20キロを超えるロングダートというのは、もうそれだけでうれしくなってくる。
国道406号を下り、長野原に向かっていく。
この国道406号も分断国道で、野反峠を越えた野反ダムまでは行かれるが、その先、秋山郷最奥の切明温泉までは道(自動車道)がない。この国道406号も、きっと永遠の分断国道であろう。
長野原に到着すると、さらに国道406号を南下。須賀尾峠を越え、高崎へと向かっていく。その途中の「室田」の交差点近くにある焼肉店「山木屋」で夕食にする。
カルビー、モツ、ガツ、軟骨を炭火で焼いて食べたが、
「クワーッ、たまらん!」
と思わず声が出てしまう。それほどのうまさだ。
バイクでなかったら、生ビールをキューッと飲み干したいところだが…、我慢、我慢。「山木屋」の焼肉に大満足して夜道を走り、高崎ICで関越道に入り、東京へ。
日本橋到着は24時。それから伊勢原の我が家に向かった。
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今回のエリア:昭文社ツーリングマップル関東甲信越 70→62→54→55