カソリング

生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

アドレス日本一周 west[50]

投稿日:2013年1月18日

摂河泉の一宮を巡る

大阪←和歌山←徳島←香川←愛媛←高知←徳島←和歌山←奈良←和歌山←三重
←愛知←静岡←神奈川←東京
日本武尊をまつる大鳥神社

「モトファクトリー・アンドウ」の安藤さんと別れ、国道26号を北へと走る。
 和泉市に入ったところで、和泉の一宮、大鳥大社を参拝。境内には日本武尊の像が建っている。静岡の日本平以来の日本武尊との出会いだ。
 大鳥大社は「千種の森」と呼ばれるうっそうとした森に囲まれている。その昔、白鳳がこの地に飛んできて、一夜にして種々の樹木がおい茂る森が誕生したという。
 大鳥大社は日本武尊をまつっている。
 日本武尊は東征の帰途、病に倒れ、伊勢の亀山の地で死んだ。その屍は白鳥と化して大空に飛び去り、最後に止まったのがこの地なのだという。

IMG_4652_smallIMG_4653_small

大鳥大社の鳥居
大鳥大社の本殿


IMG_4656_smallIMG_4658_small

大鳥大社の日本武尊像
大和川の流れ


国宝の住吉大社

 大和川を渡り、大阪市に入ると、摂津の一宮、住吉大社を参拝。太鼓橋の反橋を渡って本殿へ。ここには第1本殿、第2本殿、第3本殿、第4本殿とあるが、これら4本殿の建物はすべてが国宝。大阪人には「住吉さん」で親しまれている住吉大社は、全国に2000社以上もある住吉神社の総本社になっている。
 住吉大社の参拝を終えたところで昼食。南海の住吉大社駅前の店「ランバン」で「ハンバーグ定食」(800円)を食べた。

IMG_4645_smallIMG_4642_small

住吉大社を参拝
住吉大社の常夜灯


IMG_4644_smallIMG_4647_small

住吉大社の太鼓橋(反橋)
住吉大社に奉納された酒


IMG_4651_small

昼食の「ハンバーグ定食」


ひっそりと佇む枚岡神社

 大阪の一宮めぐりの最後は河内の一宮、枚岡神社。東大阪市の近鉄奈良線枚岡駅近くにある。大鳥大社と住吉大社は誰でも知っているような有名な神社だが、枚岡神社はあまり知られていない。それだけに参拝者も少なく、ひっそりしていた。
 大阪府は「摂河泉(せっかせん)」といわれるように、摂津、河内、和泉の旧3国からなっている。こうして摂河泉の一宮をめぐると、旧国がじつによくわかる。これがカソリにとっての一宮めぐりの大きな目的なのだ。日本という国は現在の48都道府県で見るよりも、68旧国で見ていく方がはるかによくわかるし、よりおもしろくなる。
 生駒山麓の枚岡神社の参拝を終えると、国道308号経由で大阪の中心街に入っていった。

IMG_4660_smallIMG_4665_small

枚岡神社の鳥居
枚岡神社の本殿


IMG_4639_small

大阪の中心街に入っていく


Comments

Comments are closed.