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生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

アドレス日本一周 west[83]

投稿日:2013年2月20日

東シナ海の大海原

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 薩摩川内市の川内から国道3号で串木野へ。串木野駅前でアドレスV125Gを止める。ここでコーヒータイム。カンコーヒーを飲みながら、駅前の風景を眺めた。甑島(こしきじま)への船の出る串木野港を見たあと、東シナ海沿いの国道270号を南下し、薩摩半島に入っていく。島影ひとつない東シナ海の大海原を見ながら走る気分はたまらない。
 南薩摩市の中心、加世田に到着。ここはなつかしの町。今から40年近くも前のことになるが、1975年に加世田にやってきた。そのときは鉄道旅。鹿児島本線の伊集院駅から鹿児島交通の枕崎線に乗り換えて加世田へ。当時、加世田といえば「加世田鎌」で知られていた。加世田に着くと町を歩き、加世田鎌を見た。加世田鎌が一番の目的だったのだ。そして加世田から枕崎まで行った。レールバスに乗ったような気もするが、ぼくの記憶違いかもしれない。
 なつかしの加世田からは国道226号で野間半島に入っていく。さすが南国、10月も中旬だというのに、夏のような日差しの強さ。野間池漁港まで来ると、国道226号を離れ、野間岬まで行ってみる。岬へとつづく稜線上には風力発電の風車が何基も見られる。道は途中で行止り。展望台に立ち、岬突端の風景を眺めた。
 野間岬から野間池漁港に戻ると、漁港の片すみにアドレスを止め、岸壁に座って昼食にする。出水の「つる乃湯温泉」のおかみさんがつくってくれたお弁当をいただく。おにぎのうまさが胸にしみた。

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串木野駅前
串木野から国道270号を行く


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野間半島の海岸線
野間池漁港


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展望台から野間岬を望む
坊津へとつづく海岸線


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野間岬の風車
野間池漁港で昼食にする


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