カソリング

生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

アドレス日本一周 west[138]

投稿日:2013年4月18日

飲みっぱなしの浜比嘉島

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 勝連城址近くの「ピッコロ食堂」での昼食を食べ終えると、与勝半島から海中道路を走り、平安座島から浜比嘉大橋を渡って浜比嘉島に戻ってきた。
「ちへいせん・あしびなー」の第3日目。会場は比嘉小学校の体育館だ。南米やアフリカ、中国の大河をカヌーで旅してきた山田高司さんの話を小学生たちと一緒になって聞いた。小学生たちが目を輝かせて山田さんの話に聞き入っている姿は感動のシーンだ。
 そのあとは丸山純さんの「デジカメ教室」。5年生、6年生の12名がデジカメで撮った浜比嘉島の写真の中から、自分で選んだ写真を1枚づつ、紹介していく。小学生の感性の良さには驚かされてしまう。これには校長先生や先生方の評価も高かった。
 これを最後に3日間に及ぶ「地平線会議イン浜比嘉島」は終った。
 すぐさまアドレスを走らせ、海中道路の海の駅、あやはし館2階の「うるま市海の文化資料館」に直行。そこには今回の比嘉小学校の生徒12名が撮った写真の数々が展示されている。題して「わたしたちの宝もの 浜比嘉島のいま」。この写真展は丸山さんの尽力でキヤノンの協力を得て実現した。会場には250点近い子供たちの作品が展示されている。子供たちの作品のすばらしさもさることながら、「地平線会議」のメンバーのすごさをあらためて思い知らされた。
「うるま市海の文化資料館」を出ると、無性に温泉に入りたくなった。
「善は急げ!」
 とばかりにアドレスを飛ばしてコザまで行き、温泉銭湯「中乃湯」(入浴料350円)のツルツル湯に入った。湯につかりながら「フーーー」っと大きく息をついた。
 コザのガソリンスタンドで給油し、浜比嘉島の民宿「ゆがふの郷」に戻った。
 アドレスを置いて、「一軒家」へ。
 この一軒家というのは、今回の「地平線会議イン浜比嘉島」を開催するために借りた家。地平線会議代表の江本嘉伸さんの音頭で「乾杯!」。いやはや飲みっぱなしの浜比嘉島だが、最後の夜もすごいことになった。
 江本さんや第3日目の司会をしてくれた長野亮之介さん、最後まで残ってくれた地平線会議のメンバーたちと飲みつづけていると、「アキさん」がやって来た。彼女は何とサバニで沖縄本島から与論島→沖永良部島→徳之島経由で奄美大島まで行った。東京の人だが、沖縄が大好きで、今はコザに近い諸見里に住んでいるという。
 アキさんの登場で酒盛りはいよいよ盛り上がり、夜中までつづいた。フラフラになって民宿「ゆがふの郷」に戻ると、バタンキューの瞬間寝だ。

第27日目:浜比嘉島→浜比嘉島
2008年10月27日
走行距離:97キロ(合計5,906キロ)
費用:
津堅島へのフェリー代 2,400円
昼食 1,000円
中乃湯 350円
ガソリン 494円
宿泊 3,300円
合計 7,544円
総計 327,102円


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浜比嘉大橋を渡って浜比嘉島へ
山田高司さんの話を聞く


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丸山純さんの「デジカメ教室」
コザの「中乃湯」に入る


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