アドレス日本一周 east[28]
投稿日:2013年8月16日
三陸海岸屈指の海岸美
宮城←福島←茨城←千葉←東京←神奈川←静岡←神奈川←東京
2008年11月25日
国民宿舎「からくわ荘」を出発。唐桑半島を北上し、国道45号へ。
その途中では三陸海岸屈指の海岸美を誇る「巨釜・半造」に寄り道をした。
唐桑半島を縦貫する県道26号を半島の中央部あたりで右折するとT字路に出る。左が巨釜への道、右が半造への道になる。
まずは巨釜だ。
駐車場にアドレスを停めると、遊歩道を下っていく。すると巨釜のシンボルの折石が見えてくる。オベリスク状の白っぽい石柱だ。
岩場の先の海にそそり立つ折石は高さ16メートル、幅3メートルの大理石の石柱。
2万人以上もの死者を出した明治三陸大津波(1896年)で先端から2メートルほどが折れ、それ以来「折石」と呼ばれている。折石は明治三陸大津波のすさまじさを今に伝える貴重な存在だ。
次に半造に行く。
ここでも駐車場にアドレスを停め、遊歩道を歩いた。
半造を紹介する案内板には次のように書かれている。
この一帯は、海の資源の豊富なところでアワビ等の海産物の恵みで生活をし、繁昌していたところから、この地を明治後半まで「繁昌」と呼んでいました。その後、繁昌が訛って「半造」になったといわれています。釜の半分だけが完成したような地形から半造になったともいわれています。この案内板の横の小道を下ると、約2キロ、およそ40分で半造を一周できる遊歩道があります。東風穴、トンネル岩など、半造の雄大な海岸美を楽しめます。
半造の遊歩道を歩き、半造のシンボルの「トド岩」を見る。その名の通り、かつてはこのあたりまでトドは南下していた。
遊歩道からは海越しに、これから向かう陸前高田の広田半島がよく見えた。
Category: アドレス日本一周 2008