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生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

アドレス日本一周 east[31]

投稿日:2013年8月19日

津波記念碑

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2008年11月25日

 釜石から国道45号で大槌へ。
 大槌に到着するとJR山田線の大槌駅前でアドレスを止め、カンコーヒーを飲みながら、駅前に立つ大槌町の案内板を見る。
 遠野市との境の一帯は北上高地の新山高原。日本離れした広さの新山牧場があるが、この一帯は東北でも有数の林道の宝庫になっている。長井林道や琴畑林道、和山林道など何本もの林道が走っている。遠野の荒川高原を貫く荒川林道が全線ダートだった頃から走りに来ているので、大槌町の観光案内板を見ていると、林道走行のシーンの数々がなつかしく思い出されてくるのだった。
 大槌からさらに国道45号を走り、山田町に入る。
 道の駅「やまだ」を過ぎたところで国道45号を右折し、三陸山田温泉「浜の湯」(入浴料500円)に入る。ここは三陸海岸では数少ない温泉。民宿をも兼ねているので、泊まったこともある。
「浜の湯」から上がると国道45号に戻り、山田の町中に入っていく。
 山田漁港を見たあと、町役場の隣にある八幡宮を参拝。そこから山田の町並みを見下ろした。
 八幡宮の参道の入口には、「津波記念碑」が建っている。それは1933年3月3日の昭和三陸大津波の後に建てられたもの。「津波記念碑」には次のように書かれている。
1、大地震のあとには津波が来る
1、地震があったら高い所に集まれ
1、津波に追われたら何所でも此所位高い所へ登れ
1、遠くへ逃げては津波に追い付かれる。近くの高い所を用意して置け
1、県指定の住宅適地より低い所へ家を建てるな
 繰り返し大津波に襲われている三陸海岸の各地には、このような津波への注意をうながす「津波記念碑」が建っている。

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JR山田線の大槌駅前
大槌駅前の案内板


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三陸山田温泉「浜の湯」
山田の「津波記念碑」


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養殖漁業が盛んな山田湾
山田の八幡宮を参拝


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