温泉めぐり日本一周[98日目]
投稿日:2018年5月1日
大井川沿いに北上する
舘山寺温泉「山長旅館」の朝湯に入り、ご飯、味噌汁、湯豆腐、イカ刺し、タコ、シラス、半熟卵、オクラ、のり、漬物の朝食を食べる。いつもの3杯目はシラス飯、さらに4杯目のたまごご飯を食べた。きっとやどの女将に「あの客はよく食べる客だ」といわれることだろう。デザートは「三ヶ日みかん」だ。
9時20分、出発。舘山寺温泉から浜松西ICで東名に入り、掛川ICで降りる。
第1湯目は遠州の名湯、法泉寺温泉。法泉寺の前に2軒の宿があるが、そのうちの「滝本館」の湯に入った。内風呂の「岩風呂」に入ったが、ガラス張りの浴室からの眺めは一幅の絵画のようだった。
第2湯目はくらみ温泉。ここでは創業が明治27年という老舗旅館「真砂館」の湯に入った。男湯は清掃中だったが、女湯はすでに清掃が終わっているとのことで、女湯に入らせてもらった。花粉症はいよいよ最高潮。目がかゆくてかゆくてどうしようもない。我慢できずにかきむしりながら、「こんなことをしていたら、失明してしまう…」といった不安にかられる。それでも温泉に入りつづける。
第3湯目は倉真赤石温泉。舗装林道を登っていった山中に、ポツンと一軒宿の「倉真赤石温泉」がある。ここは自然度満点の温泉。小さな湯船の湯につかりながら山また山の風景を眺めた。湯から上がると昼食。「しし鍋定食」を食べた。かみごたえのある猪肉が野生を感じさせた。このあたりにはイノシシが多く生息しているという。
掛川に戻ると国道1号で金谷へ。そこからは大井川沿いに北上する。
第4湯目は川根温泉「ふれあいの泉」。湯はにごり湯。大浴場と露天風呂。露天風呂には2つの湯船。ここは人気の温泉で混んでいた。
第5湯目は千頭温泉「旬」。食堂の中にあるこじんまりとした温泉には、とっても気分よく入れた。店のおばちゃんはあたたかみのある人だった。
第6湯目は白沢温泉「もりのいずみ」。大浴場と大露天風呂。石造りの大露天風呂の湯につかりながら、真下を流れる大井川の清流を眺めた。
第7湯目の寸又峡温泉へ。大井川の本流から支流の谷に入っていく。目のくらむような谷の深さ、険しさ。夕暮れの峡谷を走り、トンネルを抜け出ると、突然という感じで寸又峡温泉の温泉街に入っていく。ここには名物湯の「露天風呂」があるが、すでに営業を終えていた。そこで「露天風呂」に隣あった温泉旅館「朝日山荘」の湯に入った。小さな内風呂だけだが、自分一人で入るのには十分な大きさ。湯にはぬめりがあり、肌がツルツルしてくる。湯は石の湯船からあふれ出ている。
大井川の支流から本流に戻ると、第8湯目の接祖峡温泉へ。大井川をせき止めた長島ダムを通っていくが、ライトアップされた巨大ダムは迫力満点。接祖峡温泉に到着すると、共同浴場「接祖峡温泉会館」の湯に入った。石造りの湯船。なめらかな肌ざわりの湯。地元の人たちが次々にやってくる。入浴客のみなさんは全員が顔見知りだ。
「接祖峡温泉会館」の湯から上がると宿探し。時間はすでに19時30分。できることなら安倍川上流の梅ヶ島温泉に泊りたかったが、この時間では無理。梅ヶ島温泉の温泉宿に次々に電話してみたが、すべて断られた。
それならばと安倍川上流のコンヤ温泉、わらびの温泉、さらには油山温泉と電話しまくったが、やはり宿はとれなかった。
「もう、これが最後」というつもりで焼津くろしお温泉の「かんぽの宿 焼津」に電話すると、うれしいことに宿泊OK。「山の温泉」が一転して「海の温泉」に変わった。
千頭に戻ると、そこからは国道362号で峠を越えて静岡へ。静岡からは国道150号で焼津へ。「かんぽの宿 焼津」に到着したのは21時30分。ほっとした気分で8階の展望大浴場の湯につかり、焼津の夜景を眺めた。
朝湯 | 舘山寺温泉「山長旅館」 |
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朝食 | 舘山寺温泉「山長旅館」 ご飯、味噌汁、湯豆腐、イカ刺し、タコ、シラス、半熟卵、オクラ、のり、漬物 |
9時20分 | 舘山寺温泉「山長旅館」を出発 |
886湯目 | 法泉寺温泉「滝本館」(1000円) |
森の都温泉「ならここの湯」 定休日で入れず | |
887湯目 | くらみ温泉「真砂館」(1000円) |
888湯目 | 倉真赤石温泉「倉真赤石温泉」(1050円) |
昼食 | 倉真赤石温泉「倉真赤石温泉」 「しし鍋定食」(800円) |
889湯目 | 川根温泉「ふれあいの泉」(500円) |
890湯目 | 千頭温泉「旬」(500円) |
891湯目 | 白沢温泉「もりのいずみ」(500円) |
892湯目 | 寸又峡温泉「朝日山荘」(500円) |
893湯目 | 接祖峡温泉「接祖峡温泉会館」(300円) |
夕食 | 接祖峡温泉「接祖峡温泉会館」 「カップラーメン」(150円)、さつま揚げ(200円) |
21時30分 | 焼津くろしお温泉「かんぽの宿 焼津」(1泊朝食6660円) |
894湯目 | 焼津くろしお温泉「かんぽの宿 焼津」 |
本日の走行距離数 251キロ | |
本日の温泉入浴数 9湯 |
舘山寺温泉「山長旅館」の朝湯に入る | 「山長旅館」の朝食 | 「山長旅館」を出発 |
法泉寺温泉「滝本館」 | 「滝本館」の湯 | 森の都温泉「ならここの湯」は定休日で入れず |
くらみ温泉「真砂館」の湯 | 倉真赤石温泉への道 | 「倉真赤石温泉」の湯 |
「倉真赤石温泉」の「しし鍋定食」 | 川根温泉「ふれあいの泉」 | 千頭温泉「旬」 |
「旬」の湯 | 「旬」の露天風呂に入る | 大井川の風景 |
白沢温泉「もりのいずみ」 | 又峡温泉「朝日山荘」の湯 | 接祖峡温泉「接祖峡温泉会館」 |
「接祖峡温泉会館」で夕食。カップラーメンとさつま揚げを食べる |