温泉めぐり日本一周[185日目]
投稿日:2019年4月20日
宮城県に入った
福島駅西口の「東横イン」の朝食(おにぎり)を食べ、8時に出発。
第1湯目は飯坂温泉。福島交通の終点、飯坂温泉駅前の芭蕉像にあいさつし、共同浴場「鯖湖湯」に入った。石造りの湯船、石の洗い場。高温湯なので湯から上がるころにはフラフラ状態だ。
第2湯目は穴原温泉。ここでも共同浴場の「天王寺穴原湯」に入った。地元のみなさんでけっこう混みあっていた。ここの源泉は60度。湯船の湯は猛烈に熱い。だが誰も水を入れようとはしない。平然とした顔つきで超高温の湯につかっている。「水なんか入れたら恥」といった空気が浴室内を流れている。ぼくも「よーし!」と気合を入れて高温湯につかった。ちょっとでも動くと「熱さ」が「痛み」に変わるので、微動だにしないで湯につかった。「動かないこと」、これが高温湯に入る唯一の方法。「今日は50度になっていないから楽だ」といった声も聞かれるが、「天王寺穴原湯」は究極のヤセ我慢の世界!?
穴原温泉からは摺上川沿いに走る。
第3湯目は広瀬温泉。摺上川ダムのすぐ下にある日帰り湯「もにわの湯」に入った。大浴場と露天風呂。無色透明の湯はジャスト適温。2湯連続の高温湯のあとだけに、普通に入れる「もにわの湯」がありがたかった。
湯から上がると、隣の「霧華亭」で昼食にする。ここは手打ちの十割そばの店。「そばランチ」を食べた。ざるそばに舞茸の混ぜご飯のおにぎりがついている。手打ちの「茂庭そば」には「あ!」と驚いた。腰の強さと麺の弾力性に驚かされたのだ。十割そばというと、そば粉だけなのでプッツン、プッツンと切れることが多い。だがここの十割そばにはそれがなかった。粉の良さもあるのだろうが、それ以上にそば打ちの技術の高さを感じるのだった。
「もにわの湯」を出ようとしたところで、仙台からヤマハのFZ750を走らせてきた「ホリゴメさん」に出会った。「カソリさん、捕まえましたよ〜!」とホリゴメさんのうれしそうな声。このあとホリゴメさんとは信夫温泉、高湯温泉の2湯をめぐった。
第4湯目の信夫温泉では山間の一軒宿「のんびり館」の湯に入る。屋根つきの露天風呂。目の前は新緑から深緑に移り変わっていく山の風景。石造りの湯船につかりながら「ホリゴメさん」との「湯の中談義」。ホリゴメさんは何とカソリ本を20冊以上も読んでくれている。「300日30000湯」が始まると、1日もか欠かさずにサイトを見てくれている。それだけではない。温泉大好きのホリゴメさんはそれ以降、入った温泉をカウントし、ナンバーをふっているという。ちなみに信夫温泉は52湯目。湯から上がると、大広間で差し入れの「野菜生活」で乾杯!
第5湯目の高湯温泉では日帰り湯の「あったか湯」に入った。土曜日ということで混みあっていた。きれいな白濁の湯。湯から上がると、休憩室でホリゴメさんとしばし語り合う。その最中、近くにいた赤ちゃん連れの女性に声をかけられた。「きよさん」だ。「きよさん」は「カソリさんに会えてうれしい!」といって喜んでくれた。赤ちゃんの「なつきちゃん」は1才。「子供を育てながらバイクに乗っています」。「きよさん」はゼファー750とXR100に乗っている。そこへご主人の「真一郎さん」がやってきた。「真一郎さん」は「きよさん」に輪をかけてバイク大好き。スポーツスター、Beta250、バイアレス、モンキーを所有している。「きよさん」&「真一郎さん」、それと「ホリゴメさん」とでもう大盛り上がり。そんなみなさんの見送りを受けて高湯温泉を出発したが、後髪を引かれるような思いだった。
第6湯目は微温湯温泉。奥羽山脈の山中の一軒宿「二階堂旅館」の湯に入る。「微温湯」どおりの温湯に入る。大きな木の湯船。すぐ隣にはポリ風呂の熱めの湯もある。この温湯は不思議な湯だ。入っているときは寒くなるほどだが、湯から上がると体の芯がジワーッ、ジワーッとあたたかくなってくる。微温湯温泉を最後に福島県の温泉めぐりを終えた。
福島からは羽州街道で小坂峠を越え、宮城県に入った。
第7湯目は白石湯沢温泉「やくせん」の湯。内風呂のみ。湯口からは勢いよく湯が湯船に流れ込んでいる。飲泉可でここの湯の飲泉効果は大きいという。
第8湯目は小原温泉「かつらや旅館」の湯。大浴場と露天風呂。高温湯で源泉の泉温は62・3度。露天風呂からは白石川の渓流を真下に眺める。
第9湯目は鎌先温泉「木村屋旅館」の湯。5階の展望風呂に入った。大浴場と露天風呂。露天風呂の湯は鉄分を多く含んだ濁り湯だ。鎌先温泉にはツバメが多く飛びかっていた。ツバメが多いということは、温泉街の人たちがツバメを大事にしているからで、鎌先温泉にはきっといいことがあると思うのだった。
20時、遠刈田温泉に到着すると、まずは和風レストラン「正六」で夕食にする。「牛タンラーメン」を食べた。そのあとで今晩の宿、「あづまや旅館」に行った。
朝食 | 「東横イン」 おにぎり |
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8時 | 出発 |
1862湯目 | 飯坂温泉「鯖湖湯」(200円) |
1863湯目 | 穴原温泉「天王寺穴原湯」(200円) |
1864湯目 | 広瀬温泉「もにわの湯」(250円) |
昼食 | 広瀬温泉の「霧華亭」 そばランチ(780円) |
出会い ホリゴメさん | |
1865湯目 | 信夫温泉「のんびり館」(775円) |
1866湯目 | 高湯温泉「あったか湯」(250円) |
出会い 友田夫妻 | |
1867湯目 | 微温湯温泉「二階堂旅館」(500円) |
小坂峠(峠越え) | |
宮城県に入る | |
1868湯目 | 白石湯沢温泉「やくせん」(500円) |
1869湯目 | 小原温泉「かつらや旅館」(500円) |
1870湯目 | 鎌先温泉「木村屋旅館」(500円) |
夕食 | 遠刈田温泉の「正六」 牛タンラーメン(950円) |
20時 | 遠刈田温泉「あづまや旅館」(1泊朝食9075円) |
1871湯目 | 遠刈田温泉「あづまや旅館」 |
本日の走行距離数 163キロ | |
本日の温泉入浴数 10湯 |
「東横イン」の朝食 | 飯坂温泉「鯖湖湯」 | 穴原温泉「天王寺穴原湯」 |
広瀬温泉「もにわの湯」 | 「霧華亭」の「そばランチ」 | 広瀬温泉でのホリゴメさんとの出会い |
信夫温泉「のんびり館」への吊り橋 | 「のんびり館」の湯 | 高湯温泉「あったか湯」で出会った友田夫妻 |
微温湯温泉への道 | 最後はダートに突入 | 微温湯温泉「二階堂旅館」 |
「二階堂旅館」の湯 | 福島・宮城県境の小坂峠を越える | 白石湯沢温泉「やくせん」 |
小原温泉「かつらや旅館」 | 鎌先温泉「木村屋旅館」 | 「木村屋旅館」の湯 |
遠刈田温泉「正六」の「牛タンラーメン」 |