ジクサー150分割日本一周[01]
投稿日:2020年5月8日
ノンストップで500キロ!
2017年2月18日と2月19日の両日、岩手県花巻市で「IWATEモーターサイクルフェスタ」が開催された。カソリはメインゲストとして呼ばれ、『ツーリングマップル北海道』(昭文社)を担当している小原信好さんと2日連続のトークショーをおこなった。立見席までいっぱいになるほどの大盛況。その会場に日本初公開のジクサー150が展示されていた。スズキのジクサー150との衝撃的な出会いだ。
「満タンにすれば500キロ以上は走れますよ」
という担当の方の一言に、ぼくの心は強烈にひきつけられた。
「よーし、やってやろう。ジクサー150で日本中をまわってやろう!」
と、その瞬間に決心した。電光石火の決心だ。
ということで、「ジクサー150での分割日本一周」は、花巻から始まった。「旅はドラマ。旅は思いたったが吉日!」なのである。
2017年2月18日と2月19日の両日、岩手県花巻市で開催された「IWATEモーターサイクルフェスタ」には列車で行った。それに合わせた鉄道旅での「東北一周」だ。まずはこの鉄道旅での「東北一周」から始めることにしよう。
鉄道で東北一周
2月17日4時15分、神奈川県伊勢原市の我が家を出発。国道246号の「すき家」で「牛丼」を食べ、歩いて小田急線の伊勢原駅へ。
5時15分発の一番電車で新宿へ。新宿駅から山手線で品川駅まで行き、6時45分発のJR常磐線の特急「ひたち1号」に乗った。10両編成で全席指定。快適な新型車両。品川駅から常磐線に乗るというのは新鮮な驚きだ。
「ひたち1号」は東京駅、上野駅に停車すると、8時10分には水戸に到着。その間の停車駅は土浦のみだ。
「ひたち1号」は水戸を出ると、茨城県内では勝田、日立、高萩に止まり、福島県内(いわき市内)では勿来、泉、湯本に止まり、9時18分に終点のいわきに到着。すぐに各停で竜田駅まで行き、10時05分発の原ノ町駅行きJR代行バスに乗り換えた。
JR代行バスは竜田駅を出ると、富岡駅、浪江駅に止まり、11時05分に小高駅に到着。ここで代行バスを降り、小高の町を歩いた。ここで昼食と思ったのだが、やっている食堂も開いているコンビニもない。南相馬市の小高区役所内で売っている「手づくり弁当」を買って小高駅に戻り、原ノ町行きの2両編成の電車に乗ると、ガラガラの車内で弁当を食べた。
12時30分、小高発。
12時40分、原ノ町着。
原ノ町駅で仙台行きの2両編成の電車に乗り換える。
12時59分、原ノ町発。
14時20分、仙台着。
仙石線に乗って石巻往復
仙台からは仙石線に乗って石巻へ。仙石線にはどうしても乗りたかったのだ。
仙台駅の地下ホームから14時52分発の高城町行きに乗る。4両編成の電車。陸前原ノ町駅を過ぎると地上に出る。東塩釜駅を過ぎると東北本線と並走する。
15時35分、高城町着。ここで15時47分発の快速石巻行きに乗る。この電車は東北本線から入ってくる仙石東北ラインの快速電車。高台に移設された区間では東名駅は通過し、野蒜駅には停車した。16時15分、終点の石巻駅に到着。
仙石線には陸前原ノ町駅と陸前山下駅があるのを知った。常磐線でも原ノ町駅と山下駅を通ったが、JR線には同じ駅名はない。ということで仙石線の原ノ町駅と山下駅に旧国名の「陸前」をつけている。
石巻駅の周辺をプラプラ歩き、16時54分発の仙石東北ラインの快速仙台行きに乗る。高城町駅から東北本線に入ると、東北線内で停車するのは塩釜駅のみで、17時45分には仙台駅に着いた。「石巻→仙台」は51分。速い!
仙台では仙台駅東口の「東横イン」に泊った。夜の仙台の町を歩き、「力寿司」で握りずしを買って持ち帰り、ホテルの部屋で食べるのだった。