カソリング

生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

ジクサー150分割日本一周[148]

投稿日:2021年3月3日

東北一周編 34(2017年7月23日)

下北半島を南下する

大間崎を出発

大間崎を出発

国道338号から見る大間の海

国道338号から見る大間の海

材木漁港越しに見る津鼻崎

材木漁港越しに見る津鼻崎

 大間崎を出発。大間からは国道338号で下北半島を南下。下北半島は斧のような形をしているが、刃の部分を南下する。大間町と佐井村の境の材木漁港でジクサー150を止め、材木漁港越しに第50番目の津鼻崎を見る。材木漁港の正面に見えるのが材木山(60m)。材木山が海に落ち込んだところが津鼻崎になる。

 大間町から佐井村に入り、佐井に到着。佐井の「津軽海峡文化館アルサス」では、八幡宮の祭りの華やかな山車を見た。日本海航路の北前船が寄港した佐井港は、海運でおおいに栄えた。その頃の繁栄ぶりを証明するかのような八幡宮の祭りの山車だ。

 佐井から南に行ったところに名所の願掛岩がある。国道338号沿いの大岩。昔から「神の岩山」といわれてきた願掛岩だが、男願掛岩と女願掛岩の2つの大岩から成っている。男願掛岩は高さ103メートル、女願掛岩は高さ90メートル。海面からそそりたつ2つの大岩山は迫力満点だ。

 江戸時代に菅江真澄がこの地を旅した頃、この大岩には稲荷社と八幡社が並んでいたという。その鳥居に桜の枝を掛け、願をかけたことから願掛岩といわれるようになったのだという。

 ここは第51番目の岬になるが、願掛岬としておこう。願掛岬には願掛公園のキャンプ場がある。

材木漁港越しに見る材木山佐井の「津軽海峡文化館アルサス」佐井村の案内板

材木漁港越しに見る材木山 佐井の「津軽海峡文化館アルサス」 佐井村の案内板

「津軽海峡文化館アルサス」に展示されている八幡宮の祭りの山車願掛岩願掛公園の案内図

「津軽海峡文化館アルサス」に展示されている八幡宮の祭りの山車 願掛岩 願掛公園の案内図

願掛岩からの眺め願掛岩の男願掛岩と女願掛岩の2つの大岩間近で見る願掛岩

願掛岩からの眺め 願掛岩の男願掛岩と女願掛岩の2つの大岩 間近で見る願掛岩

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