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生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

ジクサー150分割日本一周[245]

投稿日:2021年10月15日

北海道一周編 63(2020年4月16日)

旭川の外国樹種見本林

旭川に戻ってきた

旭川に戻ってきた

旭川の外国樹種見本林

旭川の外国樹種見本林

 東川から旭川に戻ると、美瑛川の右岸一帯に広がる「外国樹種見本林」に行く。ここは旭川市民の絶好の散策コースになっている。ジクサー150を止めると、外国樹種見本林の中を歩いた。

 国有林の外国樹種見本林は、明治31年にストロープマツ、ヨーロッパトウヒ、ヨーロッパアカマツ、ヨーロッパカラマツが植林された時からその歴史が始まった。今では30種の外国種のほかに、本州からの移入種及び北海道の郷土種を含め、50種の樹木が植栽されているという。

 この旭川の外国樹種見本林は、作家三浦綾子の『氷点』の重要な舞台になっている。

『氷点』は塩狩峠の項でもふれたことだが、1963年の朝日新聞1000万円懸賞小説に入選した作品。当時の1000万円というのは莫大な金額だ。その後、『氷点』は朝日新聞社から出版され、大ベストセラーになった。

 そのような『氷点』の舞台の外国樹種見本林の一角に「三浦綾子記念文学館」がある。館内には三浦綾子の書斎が再現され、生原稿などが展示されている。

 1922年、旭川に生まれた三浦綾子は1999年に亡くなった。77歳だった。

外国樹種見本林を歩く外国樹種見本林の一角には三浦綾子記念文学館がある三浦綾子記念文学館を見学

外国樹種見本林を歩く 外国樹種見本林の一角には三浦綾子記念文学館がある 三浦綾子記念文学館を見学

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