ジクサー150分割日本一周[345]
投稿日:2022年9月25日
続・富士山一周
ジクサー150の「分割日本一周」の最後は「富士山一周」だったが、その日は残念ながら曇り空で、富士山は薄ぼんやりと見える程度。途中からは雲に隠れ、まったく見えなくなってしまった。
何とも残念であり、悔しいかぎりだったが、今年(2022年)になってリベンジの続・富士山一周をすることにした。快晴の日を選び、2月9日6時、神奈川県伊勢原市の自宅を出発。国道246号で御殿場に向かった。
バイクはVストローム250。秦野、松田、山北を通り、静岡県に入った。
御殿場到着は7時15分。気温は氷点下5度。寒さに震えながら、青空を背にした富士山を眺めた。寒いけれど、絶好の「富士山日和」だ。
御殿場の「デニーズ」で朝食を食べると、「御殿場→御殿場」の「富士山一周」を開始。「分割日本一周」の時と同じように、反時計回りで富士山を一周する。
国道138号を北へ。まずは須走の富士浅間神社を参拝する。ここは東口本宮。拝殿の真後に富士山が聳えている。
須走から籠坂峠に向かっていく。路面の凍結を覚悟したが、県境を越えて山梨県に入っても凍結箇所はなく、標高1104メートルの籠坂峠に到達した。
籠坂峠から山中湖への下りにも凍結箇所はなかった。ここからは「富士五湖めぐり」。山中湖の東岸から富士山を見る。山中湖には氷が張っていたが、バリバリバリッと氷を砕いてワカサギ漁の小船が出ていった。
山中湖から三国峠へ。絶景ルートの峠道から富士山を眺め、山中湖を見下ろした。南アルプスの連山も見えている。
山梨・神奈川県境の三国峠で折り返し、山中湖に戻ると、山中湖北岸の道を走る。湖に映る逆さ富士がきれいに見えた。
国道138号に出ると富士吉田へ。富士浅間神社を参拝。ここは北口本宮になる。拝殿の左側には富士太郎杉、右側には富士夫婦桧がそそり立っている。ともに樹齢千年の御神木。まるで神が宿っているかのようなド迫力の巨木だ。
富士吉田の町中を走り、「富士山の十字路」の金鳥居の交差点へ。ここでは国道137号、138号、139号と3本の「富士山国道」が交差する。
金鳥居の交差点からは国道137号を行き、河口湖畔を走る。さすが富士五湖の中では一番の観光地の河口湖だけあって、ここから見る富士山は均整のとれた見事な山容をしている。
御坂峠を越える国道137号と分かれ、河口湖北岸の県道21号を行く。
大石公園でVストローム250を止める。ここには富士山のモニュメント。郷土富士大集合といったミニ富士で、1番は本家本元の富士山だが、2番の蝦夷富士からは利尻富士や津軽富士…と日本各地の郷土富士が続き、最後は第252番の沖縄本島の本部富士。これを見ていると、日本中の「郷土富士めぐり」をしたくなる。
河口湖のあとは西湖、精進湖からの富士山を見て本栖湖へ。国道300号の本栖峠から見る富士山は「う〜ん!」と思わずうなってしまうほど素晴らしい!
ここまで午前の部になるが、天気はひきつづいての快晴で、「富士山日和」が続いている。富士山の天気は変わりやすいので、何ともありがたいことだった。
本栖湖畔の「本栖館」で昼食の「信玄ほうとう」を食べると、国道139号を南下。山梨・静岡県境の割石峠でVストローム250を止め、富士山を眺めた。そのあと朝霧高原からの富士山、田貫湖からの富士山を見て、富士山の名瀑、白糸ノ滝を見る。
白糸ノ滝から富士宮へ。富士山本宮の浅間大社を参拝。境内には「湧玉池」がある。富士山の膨大な水量の湧水で、ドーッと音をたてて、神田川となって流れ出ていく。
富士宮からは国道469号で御殿場に向かう。その途中、十里木高原から富士山を見る。雲がかかり始めていたが、かろうじて「せーフ!」といった感じて、富士山は見えた。御殿場に到着したのは15時30分。富士山は雲の中だった。
「御殿場→御殿場」の「富士山一周」は189キロ。御殿場からは国道246号で伊勢原の自宅に戻った。これでジクサー150の「分割日本一周」のリベンジを果たした。