カソリング

生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

10月11日

投稿日:2009年10月12日

白石の夜明け。空はきれいに晴れ渡っている。白石温泉「薬師の湯」に朝湯に入り、7時、朝食。豪華版だ。白米のご飯2杯と15穀物米のお粥1杯、野菜サラダたっぷりと、しっかりと食べ、8時出発。

R4を北へ。青空の下、スズキDRーZ400Sを走らせる。岩沼では竹駒神社に参拝。さすが「日本三大稲荷」のひとつだけあって、見事な随身、唐門とくぐり、豪壮な造りの本殿に手を合わせた。名取ではJR館腰駅に近い弘違寺へ。ここは空海が創建したという古寺。R4の旧道で名取の中心街を走り抜け、名取川を渡って仙台へ。仙台でも寺社めぐりをした。R4から青葉通に入り、青葉城(仙台城)跡へ。

まずは亀岡八幡を参拝。すり減った長い石段を汗を流しって登っていく。東北一の大都市、仙台にいるとは思えないほどの自然にかこまれている。参拝する人もほとんどいない。次は仙台東照宮。日光東照宮には比べものにはならないが、山門の随身は堂々としている。七五三の晴れ着を着た子供連れが次々にやってくる。両親よりもおじいちゃん、おばあちゃんの方がうれしそう。本殿の前ではさかんに写真をとっている。仙台市民の憩いの場、つつじケ岡公園に行き、歴史民俗資料館を見学したあと、つつじケ岡天満宮に行く。最後に陸奥国の国分寺へ。寂れた感のある国分寺を参拝し、仙台を離れた。

R4を北上。古川、築館と通り、岩手県境に近い有壁へ。ここは奥州街道の宿場。本陣跡が残されている。有壁宿を走り抜け、旧奥州街道をフォローする。すると伊勢堂林道のダートに突入。DRのアクセルを開き、一気に登っていく。残念。奥州街道を見失った。来た道を引き返すと、奥州街道は林道を離れ、山中に入る登山道で一関に通じていた。有壁に戻り、R4で県境を越え、宮城県から岩手県に入っていく。一関では配志和神社を参拝。杉木立の参道の石段を登ったところにある配志和神社は古色蒼然としている。本殿前には樹齢千年を超える夫婦杉。配志和神社の歴史を感じさせた。市内の釣山公園に登る。ここは一関城跡。東屋のある展望台から暮れゆく一関の町並みを見下ろした。

今晩の泊まりは一関駅前の「東横イン」。駅前食堂の「藤原家」でラーメン・ライス&ギョーザの夕食を食べるのだった。

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