カソリング

生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

被災されたみなさまにお見舞い申し上げます

投稿日:2011年3月13日

 3月11日(金)14時26分に発生した「東北地方太平洋沖地震」では、想像を絶する甚大な被害がもたらされました。被災されたみなさまにお見舞い申し上げるのとともに、1日も早く復興されますよう心より念じています。

 我が家は神奈川県西部の伊勢原市にありますが、これがマグニチュード8・8という巨大地震のすごさなのでしょう、震源地から何百キロも離れているというのに、びっくりするような揺れで震度5強でした。
 それにしてもテレビ画面で見るあまりのすさまじい被害状況には、もう声もありません。陸前高田の町並みがきれいさっぱり消え去っているのは目を疑いました。宮古湾に押し寄せる津波のすごさには、「これは悪夢であって欲しい!」と思ったほどです。
 ぼくは昨年、東北の太平洋側、「いわき→八戸」を3度、バイクで走りました。それは今回の巨大地震にともなう津波で徹底的に痛めつけられたエリアに重なります。それだに、テレビ画面で見るあまりの惨状には、涙が出るほどの思いです。
「なんで、なんで…」
 といいたくなります。
 我々日本人が汗水たらして築き上げてきた日本、その日本が一瞬にして崩れ去ってしまった…、そんな思いもします。
 今回の巨大地震は「百年に一度」クラスの大災害。多くの人命が失われ、桁外れの、とてつもない数の家が失われました。道路も鉄道も港も町も村も失われました。
 その中で立ち上がっていくのは大変なことだと思います。しかし我々日本人は戦後の焼け野原の中から立ち上がった歴史を持っています。今こそもう一度、日本人が一丸となって立ち向かっていけば、見事に復興できるものと確信しています。(賀曽利隆) 

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