カソリング

生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

5月18日(6)鮎川(牡鹿半島)

投稿日:2011年6月19日

頑張ってるぞ!東北!! ツーリング[鵜ノ子岬→尻屋崎 27]2011年5月18日

 牡鹿半島の中心、鮎川に到着。目を覆うばかりの惨状で町は壊滅状態。鮎川港も大きな被害を受けていた。
 ここは和歌山県の太地と同じように、かつては捕鯨でおおいに栄えた。鯨博物館や鯨肉店が「鯨の町」鮎川を強く感じさせたものだ。
 鮎川の捕鯨は昭和20年代の後半がピークで、年間6000頭が水揚げされた。浜には30軒以上の解体屋が並び、20隻以上もの捕鯨船が活躍していたという。その名残で今でも、細々とではあるが、沿岸捕鯨の基地になっている。船首に見張り塔と「タイホウ」と呼ぶモリを備えた捕鯨船を見ることもできる。
 そんな鮎川がやられた。
 金華山への船乗場前のターミナルビル2階の大食堂では何度となく鯨料理を食べたのだが…。あまりにも無惨だ…。

牡鹿半島の中心の鮎川へ
前方に鮎川が見えてくる


鮎川、無惨…
鮎川港も大きな被害を受けている


鮎川港の岸壁
鮎川の海岸通り


鯨肉専門店もやられた
町は根こそぎやられた


金華山行きの船乗り場。運行の再開はきわめて困難だという
ここの2階の大食堂では何度となく鯨肉料理を食べた…


鮎川港の再開に向けて調査船が動き出していた


2009年8月25日の鮎川

鮎川港の岸壁には捕鯨船が停泊していた
金華山への船乗り場


船乗り場前のターミナルビル2階の大食堂で鯨三昧の食事


Comments

Comments are closed.