第169回 大福山林道
投稿日:2011年12月14日
2010年 林道日本一周 千葉編
賀曽利一族の故郷は関東有数の紅葉名勝地
房総国境地帯の林道群を走り、国道410号に出、北へとビッグボーイを走らせる。
房総スカイライン(310円)→県道24号で亀山湖へ。
亀山湖畔の亀山温泉「亀山温泉ホテル」(入浴料1000円)の黒湯に入り、湯から上がるとレストランで昼食。「ビーフカレー」(1050円)を食べた。
亀山湖からは国道465号経由で戸面蔵王林道に入る。ダートを期待したのだが、残念ながら全線舗装。戸面蔵王林道を走り抜け、小湊鉄道の養老渓谷駅前に出た。
養老渓谷駅は関東でも有数の紅葉の名所として知られる養老渓谷の玄関口だ。
養老渓谷駅の周辺一帯は、旧白鳥村(現市原市)の朝生原(あそうばら)。ここが我が「賀曽利一族」の故郷。さっそく駅前の商店で花と線香を買い、宝林寺を参拝。寺の墓地の一番奥に、賀曽利家代々の墓がある。江戸時代初期のものと思われる宝篋印塔(ほうきょういんとう)の墓に花と線香を供え、手を合わせた。
賀曽利家の墓のすぐ隣には、安房国・里見家の種姫の墓がある。種姫は『南総里見八犬伝』の主人公、伏姫のモデルといわれている。
まあ、それはおいて、春と秋の彼岸は大変だ。
我が家は曽祖父の代に朝生原から東京に出てきたのだが、曽祖父、祖父、父の墓は東京・目黒の本願寺にある。彼岸というと夜明け前に伊勢原の自宅を出発。車を飛ばし、まずは朝生原の宝林寺、次に目黒の本願寺と、一日がかりでの墓参りになる。
宝林寺での墓参りを終え、養老渓谷駅前から女ヶ倉林道(舗装)→大福山林道と走り、大福山(292m)へ。山頂には白鳥神社がまつられている。祭神は日本武尊(やまとたける)。大福山からさらに大福山林道を走り、さきほどの戸面蔵王林道に出た。大福山林道のダート距離は2・2キロ。舗装林道の戸面蔵王林道を走り、最後にもう一度、小湊鉄道の養老渓谷駅の駅前でビッグボーイを停めた。
これにて房総半島の「林道走破行」は終了。
養老渓谷駅前からは県道81号→国道297号で市原へ。
市原ICで館山道に入り、首都高経由で東京・落合の「スズキワールド新宿」に到着。ここでビッグボーイを返却。メーターは1万3269キロになっていた。
1度のパンク以外はノントラブルで走りきってくれたビッグボーイ。ほんとうによく走ってくれた。そんなビッグボーイに、「またな!」と、声をかけて別れた。
その日は2010年8月31日。翌日にはDR-Z400Sで「東北一周」に旅立つ。それを走り終えたあとの、「林道日本一周2010」の最終ステージでは、またビッグボーイに登場してもらおうと思っている。それをもって今回の「林道日本一周」を終えるのだ。
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今回のエリア:昭文社ツーリングマップル関東甲信越 31→29
亀山湖→養老渓谷













