カソリング

生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

第185回 高野原林道

投稿日:2012年1月4日

2010年 林道日本一周 東北編2

国道457号から国道347号をつなぎ一気に東鳴子温泉へ

「さー、行くぞ!」
 と、スズキDR-Z400Sに声をかけ、定義如来を出発。県道55号で大倉湖の湖畔に出、そこからは県道263号を行く。高原を縫って走るこの県道は快適ルート。鼻歌まじりでDRを走らせた。
 県道223号にぶつかると左折し、仙台近郊の名峰、泉ヶ岳(1172m)に向かって走る。泉ヶ岳スキー場の脇を通り過ぎ、スプリングバレー泉高原スキー場の駐車場の脇から高野原林道を下っていく。良好な路面の走りやすい林道。5・4キロのダートを走り切り、国道457号に出た。
 そこで引き返し、再度、高野原林道のダートに突入。2キロほど行ったところで右折し、滝ノ原蘭山林道に入っていく。この林道はかなりラフ。路面が深くえぐれた箇所もあるが、林道には滅法強いDRなので、難なくこのハードな区間をクリア。峠を越え、3・3キロのダートを走り、山間の一軒宿、滝ノ原温泉の脇に出た。そこからは舗装路だ。
 七ツ森湖に出ると七ツ森大橋を渡り、T字路を左へ。そのまま一直線に山中へ。赤崩山(620m)の山頂直下で嘉太神林道のダートに入っていく。そこから下っていく道は迷いやすい。草のおい茂ったかなりのラフなダートを下り、嘉太神ダムのダム湖に出た。ダート4・6キロの嘉太神林道はダート距離こそ短いが、なかなかの走り応えのある林道。嘉太神ダムのダム湖から2キロほどで県道147号に出た。
 国道457号で大和(たいわ)町から色麻(しかま)町を通り加美町へ。
 国道457号から国道347号に入り、ビッグボーイでの「東北一周」のときにも立ち寄った「やくらい薬師の湯」(800円)に入った。そこからは県道267号を北へ、鳴子温泉郷を目指す。その途中には5・0キロのダート区間。山地から江合川の谷間に下った川渡温泉では共同浴場(入浴料200円)の湯に入った。
 川渡温泉から国道47号で東鳴子温泉へ。JR陸羽東線・鳴子御殿湯駅前の「初音旅館」に到着したのは19時。すぐさま大浴場の黒湯に入り、湯から上がると部屋食の夕食をいただく。二の膳つきの夕食。まずは三陸産のホヤを食べながら冷えたビールをキューッと飲み干した。う〜ん、たまらん!
 ひと息ついたところでおかみさんの差し入れの地酒を飲みながら刺身、焼き魚、煮物、カボチャ、山菜料理、肉のシャブシャブ…といった夕食をいただいた。ごちそうさま!

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今回のエリア:昭文社ツーリングマップル東北 34→40→46

定義→七ツ森→大和→色麻→加美→東鳴子

泉ヶ岳に向かっていく
高野原林道のダートに突入!


高野原林道を行く
高野原林道から滝ノ原蘭山林道へ


滝ノ原蘭山林道出口の滝ノ原温泉
嘉太神林道のダートに突入!


「やくらい薬師の湯」に入る
県道267号のダート区間に突入!


県道267号のダート区間を行く
川渡温泉に下っていく


川渡温泉の共同浴場に入る
東鳴子温泉の「初音旅館」に到着!


「初音旅館」の黒湯に入る
「初音旅館」の夕食


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