第187回 宝森箕ノ輪林道
投稿日:2012年1月6日
2010年 林道日本一周 東北編2
約10キロのエリアに何本もの林道が走る
県道262号と寒風沢に通じる道との分岐点には旭小学校がある。ここがこの一帯の「林道走破行」の重要なポイントになる。
えむけーさんと別れると旭から寒風沢の方向へとスズキDR-Z400Sを走らせる。
寒風沢の集落の手前で右折し、田代に向かって2車線の快走路を登っていく。かつてはダート10キロ超の長沼林道だったが、二ツ石ダムの完成によって快適な山岳ハイウエイに生まれ変わった。この道は田代で県道262号に合流するが、ダート県道262号の絶好の迂回路になっている。
その完成して間もない二ツ石ダムに到着。展望台からダムとダム湖を見下ろした。
二ツ石ダムからさらに山岳ハイウエイを登り田代へ。ここはまさに「林道の十字路」。鳴子から朝一番で走った築沢林道はここに出てくるし、その次に走った宇土沼林道はここから入っていく。
田代でDRを停めると、幾重にもなって連なる山並みを眺めながらの昼食。東鳴子温泉「初音旅館」のおかみさんがつくってくれた「おにぎり」を食べる。いい風景を見ながら食べるおにぎりの味はまた格別だ。おかみさん、ごちそうさま!
田代の「林道の十字路」で右折し、ダート県道の262号を下っていく。この間はビッグボーイでの「東北一周」でも走った。5・2キロのダート区間を走り抜け、温泉施設「ユーランド」を通り、旭の旭小学校前に戻ってきた。
旭小学校前から再度、寒風沢方向に走り右折。民家の脇から沢に下り、小さな橋を渡り、桧沢林道のダートに突入。高度を上げ、稜線近くを走る。大展望を楽しめる林道だ。
ダート9・5キロの桧沢林道を走り切ると、さきほどの2車線の山岳ハイウエイに合流し、田代の「林道の十字路」に戻った。
田代からは今度は左折し、県道262号で山形県境まで行く。途中までは2車線の舗装路。そこから右へ、細道のダートに入り、4・1キロのダート区間を走ると宮城・山形県境の田代峠に到達。そこで折り返し、2車線の舗装路に戻った。
2車線の舗装路をさらに登っていくと、箕ノ輪山の山頂近くに出る。そこの2又の分岐を右へ、宝森箕ノ輪山林道に入っていく。この一帯の一番のロングダートに突入だ。
宮城・山形の県境を南下。宝森(676m)、鬢櫛山(756m)の近くを通り、寒風沢の集落の手前で舗装路になる。ダート17・1キロの宝森箕ノ輪林道だ。
寒風沢からは旭の旭小学校前に戻った。
このように北の鳴子(大崎市)と南の旭(加美町)の間、直線距離にすればわずか10キロほどのエリアには、何本もの林道やダート県道が走っている。その中央に田代の「林道の十字路」がある。
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今回のエリア:昭文社ツーリングマップル東北 46