カソリング

生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

環日本海ツーリング[115]

投稿日:2012年7月9日

夕日がアムールスキー湾を黄金色に染めて行く

「アジムットホテル」に戻ってくると、中国人旅行者が大挙してやってきた。黒龍江省ナンバーの観光バスやマイクロバスでやってきた人たちも多い。ホテルのロービーには大声で話す中国人たちの中国語が飛び交う。怒号も飛び交う。ちょっとした戦場のような様相だ。
「アジムットホテル」のレストランで夕食。我らメンバーは、無事、ウラジオストクに到着し、喜びの「乾杯!」。「それにしてもあの道、すさまじかったですねえ!」と、話題はもっぱらウラジオストクに入るM60の「大渋滞」と「泥ハネ」だ。過ぎてしまえば、それらは忘れられない思い出になる。そんな体験の共有が、我らメンバーの連帯感をいっそう強いものにする。

「アジムットホテル」に戻ってくる
中国・黒龍江省ナンバーのマイクロバス


「アジムットホテル」のレストランで夕食
夕食はバイキング


夕食はバイキング


夕食はバイキング


 夕食を食べ終わると、まだ十分に明るいので、ウラジオストク駅、ウラジオストク港まで歩いていく。ありがたいことに天気は回復している。
「アジムットホテル」を出ると、まぶしいくらいの夕日がアムールスキー湾をキラキラと黄金色に染めていた。
 ウラジオストク駅まで行くと、シベリア鉄道の20両編成の電気機関車と先頭車両を見、最後尾の車両までホームをプラプラ歩いた。
 ウラジオストク駅の次はウラジオストク港。ターミナルビルのテラスから夕暮れの港を一望。目の前に停泊しているフェリー「イースタンドリーム号」には明かりが灯りはじめていた。

黄金色に染まったアムールスキー湾
跨線橋から見下ろすウラジオストク駅


シベリア鉄道の20両編成の列車
シベリア鉄道の電気機関車


夕暮れのウラジオストク港
明かりの灯りはじめたフェリー「イースタンドリーム号」


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