カソリング

生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

ニュージーランド南島ツーリング[14]

投稿日:2012年10月19日

ティマルの町に到着

真夏の大晦日

 ニュージーランド南島最大の都市、クライストチャーチから国道1号を南下。広々としたカンタベリー平野を行く。南島最大の平野だ。
「カンタベリー」というのは、この地方の呼び名。
 2011年2月22日のニュージーランド地震(クライストチャーチ地震)は「カンタベリー地震」ともいわれている。
「カンタベリー」はイギリスのイングランド・ケント州の都市名。ここにはカンタベリー大聖堂があり、イングランドの宗教上の首都といわれている。イギリス移民たちがその名をニュージーランドに持ち込んだ。
 オーストラリアにもシドニーの近くにカンタベリーの町がある。
 ラカイアを通り、クライストチャーチから160キロのティマルに到着。
 このあたりまでカンタベリー平野はつづく。
 ティマルで給油。クライストチャーチから100キロから120キロぐらいの高速走行だったが、V?ストロームの燃費はリッター20キロ近い19・75キロとすごくいい。途中、信号で停まることなどほとんどなく、ほぼ同じペースで走れたからだろう。
 この日は12月31日で2011年の大晦日。ニュージーランドでは真夏なので年末の雰囲気ではないが、町の店々はほとんどが閉まっている。そんなティマルを歩き、ヤマハやホンダの販売店を見た。ニュージーランドには二輪も四輪も日本車が多く走っている。
 ティマルの町をひとまわりしたところで昼食。テイクアウエーの店で「フィッシュ&チップス」を買った。白身魚のフライとポテチチップス。これで6ドル(約414円)。安くてうまい。そしてボリューム満点。本場イギリスでも、オーストラリアでもよく食べた。熱々の「フィッシュ&チップス」を食べていると、イギリスで旅の資金稼ぎのバイトをしていた頃や「オーストラリア2周」のシーンがなつかしく思い出されてくるのだった。

ティマルのシェル
シェルでの給油


ティマルのヤマハ店
ティマルのホンダ店


ティマルのテイクアウエーの店
昼食の「フィッシュ&チップス」


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