ニュージーランド南島ツーリング[35]
投稿日:2012年11月16日
良き羊飼いの教会
翌朝はいつものように夜明けとともに起き、トゥワイゼルの町をプラプラ歩いた。「マッケンジー・カントリーイン」に戻ると朝食を食べ出発。国道8号を行く。昨日のクック山への道、国道80号との分岐点を過ぎたプカキ湖畔でV?ストロームを停めた。ここで小休止。ラッキーなことに今日も晴れている。
ニュージーランド最高峰のクック山の南側には平行して南北に細長い湖が3つある。プカキ湖の西にはオハウ湖、東にはデカポ湖。3つの湖とも氷河湖だ。
プカキ湖の源はクック山のタスマン氷河やフッカー氷河で、そこから流れ出る川がプカキ湖に流れ込み、湖南端の流出口にはダムが造られている。湖は氷河が作り出す氷河湖独特の不思議な色合いの青さをたたえている。そんな湖面の向こうにクック山が聳えたっている。それにつづくサザンアルプスの3000メートル級の山々が湖面に山影を映している。昨日、今日と、プカキ湖からの眺めは目の底に残るものだ。
プカキ湖を出発すると次のテカポ湖へ。ここは土産物店が並ぶような観光地。駐車場にバイクを停め、テカポ湖を歩いた。湖畔には教会。「チャーチ・オブ・ザ・グッド・シェパード」という教会で、直訳すれば「良き羊飼いの教会」になる。中に入ると、祭壇のガラス越しにテカポ湖を見る。クロス越しに見るテカポ湖とサザンアルプスの山並みはなかなかのものだ。
教会の隣りには牧羊犬の像。それは開拓時代のニュージーランドを象徴しているかのようだ。