カソリング

生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

アドレス日本一周 west[35]

投稿日:2012年12月28日

台風銀座

高知←徳島←和歌山←奈良←和歌山←三重←愛知←静岡←神奈川←東京

 国道55号で徳島県から高知県に入ると、阿南海岸は室戸海岸に変わる。潮風を浴びながらアドレスを走らせ、室戸岬を目指す。海沿いの国道55号は交通量も少なく、じつに快適に走れる快走ルートだ。
 室戸岬へとつづくこの道は「巡礼街道」。老若男女のお遍路さんたちをたびたび見かける。徒歩だけでなく、自転車のお遍路さんも見る。若いアメリカ人カップルにも出会った。2人の明るい表情が印象的。最近は外国人のお遍路さんが増えていると聞く。
 室戸岬に着くと、まずは空海(弘法大師)修行の地の御厨人窟(みくろど)に入り、洞内で手を合わせた。暗い洞窟を出ると、室戸の海と空が目の中に飛び込んでくる。海と空の青さが強烈。そのあとで岬の岩場地帯を歩いた。
 坂本龍馬の盟友、中岡慎太郎の銅像を見て、室戸岬の海岸から高台上に登っていく。絶景だ。坂道からは室戸の海を見下ろし、その向こうに広がる室戸の市街地を望んだ。
 高台に登ると「四国八十八ヵ所」第24番札所の最御崎寺(ほつみさきじ)へ。
 山門(仁王門)をくぐり、境内に入る。「空海の七不思議」の「鏡石」を石をたたいてみる。澄んだ音色が響く。十一面観音像、鐘楼堂、多宝塔と見てまわり、手水場で手を清め、鐘楼の鐘をつく。そして本堂、大師堂と参拝した。
 最御崎寺のすぐ下に灯台がある。灯台から5分ほど歩いたところには室戸岬測候所がある。室戸岬といえば「台風銀座」で知られているが、伊勢湾台風と並ぶ日本台風史上の双璧をなす室戸台風は、1934年(昭和9年)9月21日にこの地に上陸した。912ミリバールという超低気圧を記録し、死者行方不明者3066人を出す大きな被害をもたらした。さらに1961年(昭和36年)、この地に上陸した第二室戸台風では、最大瞬間風速84・5メートルという史上空前の風速を記録した。これら日本の気象史上に残る数値を記録したのが室戸岬測候所だ。

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高知県に入り小休止
国道55号を南下


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室戸岬へとつづく室戸海岸
国道55号は快走ルート


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夫婦岩
夫婦岩から見る海岸線


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室戸岬に到着
室戸岬の遊歩道


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神明窟の神明宮を参拝
中岡慎太郎の銅像


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室戸の市街地を望む
最御崎寺への道


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最御崎寺の本堂
室戸岬灯台


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