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生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

アドレス日本一周 west[54]

投稿日:2013年1月22日

1日の最長記録を更新

広島←岡山←兵庫←大阪←和歌山←徳島←香川←愛媛←高知←徳島←和歌山
←奈良←和歌山←三重←愛知←静岡←神奈川←東京

 相生から国道250号を行く。アドレスV125Gのアクセルをひとひねりして、ゆるやかな高取峠を登っていく。峠が相生市と赤穂市の市境。峠上には「忠臣蔵」のモニュメント。それには次のような説明が書かれている。
元禄14年(1701年)3月19日の午前4時頃、ここ高取峠をエイホ、エイホの声とともに、2挺の早駕籠が赤穂城を目指して、突っ走っていきました。
 とあるように、峠上のモニュメントは2挺の早駕籠だ。
 説明はさらにつづく。
これは、江戸城松之廊下で突発した赤穂城主浅野内匠頭の殿中刃傷を知らせる第一の使者、早水藤左ェ門、萱野三平の両士の姿でした。この早駕籠は江戸から155里(約600キロ)の長途で、昼夜兼行わずか、4日半で江戸の事件を家老、大石内蔵助に知らせて使命を果たしました。忠臣蔵で名高い、元禄赤穂事件の赤穂でのはじまりは、ここからスタートしたと言ってもよいでしょう。
 高取峠を越えて赤穂市に入ると、国道250号から海沿いの県道32号を行き、瀬戸内海に突き出た御崎に立った。そこには大石内蔵助の像が建っている。岬の周辺には赤穂御崎温泉の何軒かの温泉宿もある。
 御崎から赤穂の町中に入っていく。アドレスを停め、大石内蔵助らの赤穂浪士をまつる大石神社を参拝し、赤穂城址を歩いた。
 赤穂からさらに国道250号を行き、福浦峠を越えて兵庫県から岡山県に入った。
 小豆島へのフェリーの出る日生港に寄り、備前焼の伊部で国道2号に合流。ここからは国道2号のナイトランだ。
 日本の名刀の産地、長船を通り、岡山へ。
 20時、岡山着。
 岡山からは倉敷、笠岡と通り広島県に入る。
 福山、尾道と通り、24時、東広島に到着。東広島駅前の「東横イン」に泊まった。
 徳島から東広島まで423キロ。1日の最長記録を更新。アドレスはついに1日400キロ台に突入した。
 風呂から上がると、「モトファクトリー・アンドウ」の安藤さんからの差し入れ、魚肉ソーセージをガバッとかじりながらカンビールを飲んだ。アドレスの記録更新に乾杯!

第9日目:徳島→東広島
2008年10月9日
走行距離:423キロ(合計2,792キロ)
費用:
南海フェリー 3200円
カップヌードル 300円
カンコーヒー 120円
カンコーヒー 120円
ガソリン 693円
昼食 800円
ビッグバーガー 650円
ゴマ団子 100円
明石大蔵海岸温泉 550円
夕食 770円
ガソリン 625円
宿泊(朝食つき) 5250円
カンビール 310円
合計 13,488円
総計 115,588円


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高取峠の碑
赤穂の町並みを見下ろす


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御崎
御崎の大石内蔵助の像


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赤穂の大石神社
大石神社の赤穂浪士の像


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赤穂城址
兵庫県から岡山県に入る


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日生の海
尾道駅前に到着


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西条駅前に到着
カンビールで乾杯!


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