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生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

アドレス日本一周 west[65]

投稿日:2013年2月2日

福岡と博多

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「志賀島一周」を走り終えると、海の中道を通り、国道495号→国道3号で福岡の中心街へ。まずは筑前の一宮、筥崎宮を参拝。筥崎宮で目立つのは「筥崎鳥居」と呼ばれるずんぐりむっくりの石の鳥居。慶長14年(1609年)に黒田長政が建立したものだという。つづいてもう1社の筑前の一宮、博多駅に近い住吉神社を参拝した。
 博多駅前から福岡で一番の繁華街、天神を通り、博多湾に近い天神温泉「ゆの華」(入浴料700円)に入った。大浴場と露天風呂。湯から上がり、さっぱりしたところで中州へ。アドレスを止め、ぷらぷら歩き、屋台で「とんこつラーメン」(600円)を食べた。そのあとはまるでネオンに吸い寄せられるかのように中州の歓楽街を歩いた。
 福岡でおもしろいのは「福岡」と「博多」だ。
 福岡の地名は新しい。
 慶長5年(1600年)に黒田長政が筑前に入国。福岡城(舞鶴城)を築き、地名を「福岡」に改称。その後、福岡は52万石の城下町として発展した。福岡は長政の故郷、備前の福岡に由来している。今回の「日本一周」でも通ってきたが、本家の福岡は国道2号の岡山の手前、日本刀の一大産地だった長船に隣りあっている。
 福岡に対して博多の地名は古い。
 博多津といえば「日本三津」のひとつ。律令時代は大宰府の外港で、大陸への玄関口になっていた。室町時代になると大内氏支配の元、博多商人は大活躍した。博多の商業都市としての発展は江戸時代もつづいた。福岡は城下町、博多は商業町と色分けされていた。
 福岡を出発したのは22時。国道202号のナイトラン。アドレスにムチを入れて走る。23時には県境を越えて佐賀県に入り、23時30分、唐津に到着。「唐津第一ホテル」に飛び込みで行くと、うまい具合に泊まれた。ラッキー!

第11日目:小倉→唐津
2008年10月11日
走行距離:219キロ(合計3,310キロ)
費用:
朝食 450円
門司港駅駐輪場 150円
門司港駅入場券 160円
昼食 990円
若戸大橋 50円
ガソリン 355円
サザエの壷焼き 500円
天神温泉 700円
夕食 600円
宿泊(朝食つき) 5,500円
合計 9,455円
総計 136,576円


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国道3号で福岡へ
博多湾に落ちる夕日


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博多駅前
天神温泉「ゆの華」


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中洲の屋台
屋台の「とんこつラーメン」


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中洲の夜景
国道202号で佐賀県に入る


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