カソリング

生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

アドレス日本一周 west[91]

投稿日:2013年2月28日

「桜島一周」スタート

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「鹿児島探訪」の第2弾目は「桜島一周」だ。
 桜島はまさに鹿児島のシンボル。噴煙を上げる桜島を見ると、
「鹿児島にやって来た!」
 という実感が湧いてくる。
 鹿児島の町を歩いていると、どこからでも桜島が見える。日本といわず世界でも、これだけ間近に活火山を見られる町は鹿児島ぐらいであろう。
 桜島の噴煙は他所者にはものめずらしい景観だが、地元のみなさんにとっては大迷惑。とくに夏は風に乗って、火山灰がどんどん降ってくる。晴れているのに傘をさす日もある。ひどいときは一面濃霧に覆われたかのようになり、車はライトをつけて走る。
 暑くても窓は開けられない。洗濯ものは汚れるので外では干せない。雨が降れば黒い雨になる。激しい噴火のときは「ドーン!」と地鳴りがして地面が揺れる。
 鹿児島湾(錦江湾)の北と南には姶良火山と指宿火山の2大火山があった。鹿児島特有の「シラス」は、これらの火山の爆発によって堆積した火山灰台地のことだ。鹿児島湾は両火山のカルデラで、桜島はその中央火口丘になる。
 鶴丸城址を出発し、鹿児島駅前でアドレスを止める。自販機のカンコーヒーを飲みながら小休止したあと鹿児島港へ。ここから桜島フェリーで桜島に渡る。
 桜島フェリーは便利で安い。10分おきぐらいに出ている。桜島までは15分の船旅。料金はアドレスともで350円。桜島港に上陸すると、桜島マグマ温泉の国民宿舎「レインボー桜島」(入浴料300円)の赤茶けた色の湯に入る。湯から上がるとレストランで昼食。薩摩名産の黒豚を使った「黒豚の煮込みランチ」(1350円)を食べる。サラダバー、ドリングバー付き。ここぞとばかりにサラダを食べた。煮込みの薩摩産黒豚はしっかりとしたかみごたえ。個性のある味だった。
 昼食を食べ終わったところで、「桜島一周」を開始。桜島港を出発点にし、桜島を時計まわりで一周するのだ。

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鹿児島駅前を出発
桜島フェリー


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桜島フェリーで櫻島へ
鹿児島湾から見る桜島


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桜島港に入っていく
桜島港に到着


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桜島マグマ温泉
昼食の「黒豚の煮込み」


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