アドレス日本一周 west[101]
投稿日:2013年3月11日
なぜなぜ122キロ
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奄美大島最北の町、赤木名からは日本最長の「海上国道」、国道58号を南下していく。この国道58号の起点は鹿児島市内の西郷隆盛像前の交差点。そこは国道3号と国道10号の終点になっている。起点から0・7キロほど走った鹿児島港から海上区間になり、種子島、奄美大島、沖縄本島を縦貫して那覇の明治橋が終点になる。
国道58号の全長は857キロ。そのうち陸上区間は257キロ、海上区間は600キロで、まさに日本最長の「海上国道」なのだ。さらに857キロというのは「東京→青森」の国道4号(743キロ)よりも長いので、日本最長国道ということになる。
そんな国道58号の奄美大島の起点が赤木名だ。
赤木名を出発すると、笠利湾の海を右手に見ながら走り、龍郷へ。ここで往路編で走った海沿いのルート、県道81号が分岐する。
龍郷には奄美特産の黒糖焼酎の醸造元がある。奄美大島酒造。「高倉」などの巨大焼酎瓶の下にアドレスを止めて記念撮影。絵になる写真だ。
龍郷を過ぎると山中に入り、本茶峠新道の本茶トンネルを走り抜ける。
本茶トンネルは全長1055メートル。日本の島で1000メートル級のトンネルというと、奄美大島以外では沖縄の石垣島にある於茂登トンネル(1174m)があるだけ。
奄美大島を走る国道58号のトンネルの本数の多さと長さは際立っている。それだけ奄美大島が大きな島で、険しい山々が連なっているということを国道58号のトンネルが証明している。ちなみに種子島の国道58号には1本もトンネルはない。沖縄本島にも短いトンネルが1本あるだけだ。
本茶トンネルにつづいて和光トンネルを抜け、名瀬に戻ってきた。まずは「奄美大島一周」の北部編、終了。「名瀬→名瀬」の走行距離は122キロになった。