カソリング

生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

アドレス日本一周 west[102]

投稿日:2013年3月12日

2000m級の島トンネル

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 名瀬を出発。「奄美大島一周・南部編」の開始だ。
 アドレスを走らせて国道58号を南下し、次々と長大な峠のトンネルを抜けていく。
 最初が朝戸峠の朝戸トンネル(1725m)、次が和瀬峠の新和瀬トンネル(2435m)、さらに三太郎峠の三太郎トンネル(2027m)とつづく。
 2000メートル級の「島トンネル」は奄美大島以外にはない。全長2435メートルの新和瀬トンネルを筆頭に、奄美大島は日本の「島トンネル」の上位をほぼ独占している。あらためていうが、奄美大島はすごい島だ。
 朝戸トンネルを抜け出たところからは、林道を走って金作原原生林に寄り道した。まるで熱帯のジャングルの中を走っているかのような気分になる。
 三太郎トンネルを抜け出たところからは、住用の日本でも最大級のマングローブの原生林を見下ろした。ここではその中を抜けていくカヌーツーリングをやっている。
 三太郎峠の次は網野子峠で、国道58号では唯一、トンネルのない峠になっている。峠道を登り、峠の展望台に立つと、大島海峡対岸の加計呂麻島、木山島、請島の3島を一望する。網野子峠は絶景峠だ。
 この網野子峠のトンネル工事が始まっている。完成すると、全長4243メートルのトンネルになるという。3000メートル級を飛び越えて、一挙に4000メートル級のトンネルが奄美大島に誕生することになる。
 最後に地蔵峠の地蔵トンネル(1065m)を抜けて古仁屋の町に入っていく。古仁屋が奄美大島の国道58号の終点だ。

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名瀬を出発
金作原原生林を行く


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新和瀬トンネル
三太郎トンネル


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住用のマングローブ林
網野子峠の展望台


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網野子峠からの眺め
古仁屋の町並み


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