カソリング

生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

アドレス日本一周 west[103]

投稿日:2013年3月13日

ガス欠の危機

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 奄美大島南端の町、古仁屋に到着。ここが奄美大島の国道58号の終点になる。国道58号はさらに「海上国道」となって沖縄本島へとつづく。
 大島海峡を目の前にする古仁屋港の岸壁でアドレスを止めた。ここはかつての日本海軍の軍港。古仁屋の町も軍都として知られていた。
 波ひとつない大島海峡の対岸は加計呂間島だ。
 加計呂間島は喜界島よりも大きい。奄美大島周辺では一番、大きな島だ。古仁屋港からフェリーが出ているが、残念ながら諦めた…。
「また、今度だな」
 加計呂間島の南には請島と与路島があるが、古仁屋港からだと、加計呂間島の影に隠れて見えない。請島と与呂島の2島にも、古仁屋から1日1便の船が出ている。
 古仁屋を出発。海沿いの県道79号を行く。大島海峡を左手に見ながら走る。ほんとうに波静かな海で、まるで鏡のような海面。入り組んだ海岸線で入江が連続する。
 瀬戸内町と宇検村境の峠を越え、焼内湾に出る。海の色は大島海峡に比べると、より青く見える。
 宇検村の中心、湯湾に着くと、ガソリンスタンドに直行。すると日曜日で閉まっていた。湯湾には全部で3軒のガソリンスタンドがあるが、3軒とも休みだ。
 さー、困った。
 古仁屋に戻るほどのガソリンの残量はない。
『ツーリングマップル九州』を見ると、湯湾から県道85号で奄美大島の南部を横断し、国道58号経由で住用まで行くしかないようだ。問題は住用のガソリンスタンドが開いているかどうかだ。
 運を天にまかせ住用へ。30キロ走って住用に到着。何ともラッキーなことに、住用のガソリンスタンドは開いていた。満タンにすると、国道沿いのコンビニでパンとゆで卵、「午後の紅茶」の昼食にする。
 住用からは来た道を引き返し、往復60キロを走って湯湾に戻り、湯湾港の岸壁でアドレスを止めた。

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古仁屋港
大島海峡


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焼内湾
県道85号で住用へ


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住用のコンビニで昼食
湯湾港


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