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生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

アドレス日本一周 west[107]

投稿日:2013年3月17日

花卉栽培の沖永良部

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 9時40分に徳之島の亀徳港を出港した「フェリーあけぼの」は、11時30分に沖永良部島の伊延港に入港。伊延港は島の西側、東シナ海側の港だ。時刻表には島の東側、太平洋側の和泊港に入港する予定になっていた。波の関係なのか、積荷の関係なのか、到着する港が変わった。
 沖永良部島ではテッポウユリ(エラブユリ)やフリージアなどの球根栽培、グラジオラスなどの花卉栽培が盛んで、花卉専用のコンテナが次々に下ろされた。花の季節はまだこれからだ。3月から4月になると、真っ白に咲いたユリの花畑や黄色いフリージアの花畑から、それはいい匂いが漂ってくるという。
「フェリーあけぼの」が伊延港に停泊中にレストランで昼食。ご飯、味噌汁、サバ、サラダ、キムチで960円。食べ終わるとすぐに甲板に上った。
 沖永良部島も残念ながら素通りなので、2002年の「島めぐり日本一周」の時の「沖永良部島一周」を紹介しよう。

 徳之島の亀徳港発9時40分の大島運輸のフェリー「なみのうえ」に乗り、沖永良部島に向かった。沖永良部島の和泊港に到着したのは11時30分。港前の食堂「丸福」で味噌ラーメン・ライスを食べ、「沖永良部島一周」を開始。反時計回りでの一周だ。北へ。島の最北端の国頭岬を目指す。
 島の北、より本土に近い方が国頭(くにがみ)になる。このあたりは沖縄と同じだ。
 その途中、太平洋側の笠石海岸に立ち寄る。展望台に登り、足下の亜熱帯植物園を見下ろし、サンゴの海を一望した。
 島の北、国頭の集落では、国頭小学校の校庭にある日本一のガジュマルを見た。大きく枝を広げた大木で、その根回りは8メートル、枝張りの直径は20メートルもる。国頭の集落からさらに北に行ったところが国頭岬。そこには白い灯台。岬の近くにはフーチャ(潮吹き)洞窟がある。
 国頭岬からは島の反対側、東シナ海側を南下していく。ワンジョビーチのきれいな砂浜とその近くにあるソテツのジャングルを歩き、「和泊町歴史民俗資料館」(入館料200円)を見学した。入口にある9本柱の高倉が目を引いた。さすが「ユリの島」だけあって、ユリの展示が館内の大半を占めていた。
 沖永良部島王の世之主をまつる世之主神社に参拝し、沖永良部島北西端の田皆岬に立った。奄美諸島でも屈指の名岬。岬には白い灯台が立ち、草原の園地の先は高さ40メートルの切り立った断崖だ。
 田皆岬から知名へ。沖永良部島は和泊町、知名町と2つの町から成っている。島最南の知名港の岸壁に立ったが、南の水平線上には厚い雲が垂れ込め、与論島は見えなかった。
 知名から日本でも最大級の鍾乳洞、昇龍洞(入洞料1000円)に行く。全長2000メートルの鍾乳洞で、そのうち600メートルが観光洞になっている。鍾乳洞に入ってすぐの「入口広場」には目を奪われた。巨大な広場だ。その先は地底のオブジェの世界。「ナイアガラの滝」や「クリスマスツリー」などの自然の造形美を見た。隆起サンゴ礁の沖永良部島には、全部で200余りの鍾乳洞があるという。
 こうして和泊に戻ったが、全行程87キロの「沖永良部島一周」だった。
 ビジネスホテル「和泊港」に泊まり、夕食も港前の食堂「丸福」で食べた。特大のお好み焼き。そのあと夜の町をプラプラ歩いた。

小学館文庫の『島の温泉日本一周」より
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水平線上の沖永良部島を見る
沖永良部島の伊延港に到着


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下船する人たち
船内のレストランで昼食


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