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生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

アドレス日本一周 west[112]

投稿日:2013年3月22日

琉球の古民家

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 白亜の灯台の立つ残波岬から隆起サンゴ礁の断崖がつづく海岸を走り、沖縄本島2番目の岬、真栄田岬へ。ここは沖縄のダイビングのメッカ。岬の展望台に立つと、真下の海ではインストラクターの指導のもと、多くの人たちが青い海でダイビングしている。
 真栄田岬をあとにすると、次に「琉球村」(入園料840円)を見学。園内に入ると、セミの鳴き声のすごさに驚かされてしまう。この日は10月21日で10月も下旬になったというのに…。琉球村のセミは奄美のあやまる岬のセミに似ているが、鳴き方が違う。鳥のような鳴き声。ここでは秋というよりもまだ真夏だ。
 琉球村では琉球の古民家に目を引かれた。家の前には「ヒンプン」。玄関と目隠しの機能を合わせ持った「石の衝立」だ。屋根には魔よけの「シーサー」が見られる。9本足の高倉は粟などの穀物庫。その下には大きな甕がいくつも置かれている。牛に引かせてサトウキビをしぼる砂糖車の「サーターシャ」もある。沖縄には壷屋などの窯場があるが、ここにも陶器の工房があって見学できる。
 琉球村の見ものは「ハブとマングースの決闘ショー」だ。
 透明のプラスチックのケースに仕切りを入れて、ハブとマングースを向き合わせる。係員が棒でハブをつついて怒らせたところで、さっと仕切りを上げる。勝負は何ともあっけなかった。イタチそっくりなマングースはすばやくハブの頭にかみつき、振り回し、ねじりふせ、一方的なマングースの勝利で終った。

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残波岬を出発
真栄田岬へとつづく海岸線


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真栄田岬の展望台
真栄田岬突端の岩礁


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真栄田岬の海岸線
琉球村の入口


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琉球村の古民家
琉球村の高倉


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琉球村の陶器の工房
琉球村の砂糖車


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