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生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

アドレス日本一周 west[120]

投稿日:2013年3月30日

沖縄最長の橋

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「フェリーニューいぜな」で運天港に到着すると、今帰仁の町中にある食堂「なーはー屋」で昼食。「ゴーヤチャンプル」(550円)を食べた。ゴーヤ(にがうり)を使ったチャンプル(豆腐入りの炒めもの)で、沖縄を代表する味覚。ゴーヤの苦味は、まさに沖縄を感じさせてくれるものだ。
 今帰仁から国道505号→国道58号で名護へ。名護の中心街を走り、町のシンボルの「ヒンプンガジュマル」を見た。
 名護からは国道58号を北に走り、橋でつながっている奥武島、屋我地島、古宇利島の3島をまわる。
 奥武島の入口には「津波被災地跡」の碑が建っている。
 1960年の南米チリ沖地震の大津波で東北の三陸海岸が大きな被害を受けたのはよく知られているが、沖縄のこの地も同様に、大きな被害を受けた。奥武島や屋我地島に渡る橋が流され、小学校が全壊し、3人の死者を出している。
 奥武島から屋我地大橋で渡った屋我地島は、パイナップルの栽培が盛んだ。一面のパイナップル畑の中をアドレスで走った。またこの島では「オランダ墓」を見た。琉球との交易でやってきたオランダ船の船乗りの墓だという。
「オランダ墓」の近くが、2005年に完成した沖縄最長の古宇利大橋の入口。全長1960メートルの橋を渡って古宇利島に入った。
 古宇利島は時計まわりに島を一周した。
 港のすぐ近くには小さな神社。そこには「お宮」と書かれている。たんに「お宮」とはなんともシンプル。ご神体は自然石。自然崇拝の御嶽を思わせるようで、いかにも沖縄らしい神社だ。
 古宇利島は平坦。島一面にサトウキビ畑が広がっている。サトウキビ畑の中を走り、古宇利大橋に戻ってきた。「古宇利島一周」は7キロだった。
 この古宇利大橋の完成以前に古宇利島に行ったときは、ナンバープレートなしの車が堂々と走っているのが目についた。黙認されているのかと思ったら、そうでもないようで、島では「4ない運動」をやっていた。
 その「4ない運動」というのは無登録の車を
 1、持ち込まない
 1、持ち込ませない
 1、運転しない
 1、放置しない
 というものだった。橋でつながってからというもの、ナンバープレートなしの車は、それほど目につかなかった。

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運天港に到着
「なーはー屋」の「ゴーヤチャンプル」


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名護の中心街
名護の「ヒンプンガジュマル」


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奥武島に入る
屋我地大橋を渡る


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屋我地島のパイナップル畑
古宇利大橋を渡る


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古宇利大橋から見る古宇利島
古宇利島を一周


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