カソリング

生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

アドレス日本一周 west[122]

投稿日:2013年4月1日

本島北部一周終了

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 10月23日6時。太平洋の夜明け。東村の「マリンガーデンひがし」前のきれいな砂浜を歩く。気持ち良い朝の潮風。宿に戻ると朝食。玉子焼き、塩ザケ、納豆、豆腐、海苔、青菜、梅干、それにデザートの柿が一切れついている。
 朝食を食べ終わると7時30分、出発。ここからは国道331号を南下していく。太平洋の海の香をかぎながら、スズキの125ccスクーター、アドレスV125Gを走らせる気分はたまらない。
 慶佐次の集落でアドレスを止める。ここには「慶佐次のヒルギ林」がある。沖縄本島では最大のマングローブ林。遊歩道を歩きながらオヒルギ、メヒルギ、ヤエヤマヒルギなど国の天然記念物に指定されているマングローブ林を見てまわった。
 国道331号と国道329号の分岐点に出ると、国道329号でいったん名護まで行き、前日と同じように、町の中心の「ヒンプンガジュマル」前でアドレスを止めた。
 名護から太平洋岸に戻ると、国道329号と重複する国道331号をさらに南下。辺野古の米軍基地「キャンプ・シュワープ」のフェンスが国道の両側に延々とつづく。
 宜野座村を通り、金武町に入ると、町の中心に米軍基地「キャンプ・ハンセン」がある。正面ゲート前の「ゲート1」という店でタコスを食べた。1パック5個入り500円。米兵の利用も多いのだろう値段はドルでも表示されていた。米軍基地を目の前に見ながらタコスを食べていると、カリフォルニア南部のサンディエゴあたりにいるような気分になってくる。
 太平洋側の金武町からは東シナ海側の恩納村へと沖縄本島を横断した。このあたりは沖縄本島でも一番、幅の狭いところで、その距離はわずか3・6キロでしかなかった。
 金武湾に戻ると、石川(うるま市)、コザ(沖縄市)を通り、与那原へ。ここで那覇に通じる国道329号と海沿いの国道331号が分岐する。
 与那原で国道331号と別れ、国道329号で那覇へ。
「ちょーでくぁ」という沖縄そばの店をみつけ、「冷やしいかすみ麺すば」(630円)を食べた。イカスミで真っ黒な麺。「すば」は「そば」のこと。手打ち麺で腰のあるシコシコ麺だ。
「冷やしいかすみ麺すば」を食べ終わると、さらに国道329号を走り、「沖縄の十字路」の明治橋に到着。「沖縄本島・北部編一周」の「那覇→那覇」は476キロになった。

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夜明けの太平洋
「マリンガーデンひがし」の朝食


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「マリンガーデンひがし」を出発
慶佐次のヒルギ林


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名護のヒンプンガジュマル
辺野古の「キャンプ・シュワープ」


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金武湾の海
恩納村の海


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国道329号で那覇へ
沖縄そばの店「ちょーでくぁ」


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「冷やしいかすみ麺すば」を食べる
これが「いかすみ麺」


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