カソリング

生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

アドレス日本一周 west[140]

投稿日:2013年4月20日

やんばるの峠越え

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 本部港を出発。本部半島を一周して名護に戻ると、名護を拠点にして「山原(やんばる)」の峠越えを開始。国道58号を北上し、大宜味村から国頭村に入る。沖縄本島最北端の辺戸岬に立ち、沖縄本島内での国道58号終点の奥まで行った。
 奥周辺の林道を何本か走ったが、すべて舗装林道。パワフルなエンジンのアドレスは、山原の舗装林道を自由自在に駆け抜けた。
 奥からは県道70号を南下する。
 県道70号にはヤンバルクイナの「とび出し注意」の標識がある。ヤンバルクイナは山原にのみ生息している飛べないクイナ。動きの鈍いヤンバルクイナなので、道路を横切るときに車にはねられてしまうのだ。
 安田(あだ)を過ぎたところで県道2号に入り、山原を横断。照首山(395m)の山頂直下の峠を越える。峠に名前はついていない。峠から奥与那林道を走ったが、この林道も舗装林道だ。
 県道2号の名無し峠を下って国道58号に出ると、国頭村の中心、辺土名のペルー料理店「ラ・カバニャ」で昼食。「ペルー風焼きそば」(500円)を食べた。
 国道58号を南下し、大宜味村に入り、国道331号で2度目の山原横断。大宜味村と東村の村境が峠だが、この峠にも名前がついていない。名護市に入ると、国道329号での3度目の山原横断。この峠にも名前がついていない。
 このように沖縄には名前のついている峠はない。このあたりに文化の違いを感じる。
 峠名のない沖縄と峠名のほとんどない中国はよく似ている。もっとも中国には岬名もないが。
 国道329号の名無し峠を下って名護の町に入り、「山原の峠越え」を終えた。ちょうど名護の海に夕日が落ちていくところだった。
 名護からは国道58号のナイトランで那覇へ。那覇到着は20時。国際通りの沖縄そばの店「街角」で「ソーキそば」(800円)を食べ、モノレールの美栄橋駅前の「東横イン」に泊まった。

第28日目:浜比嘉島→那覇
2008年10月28日
走行距離:312キロ(合計6,218キロ)
費用:
朝食 500円
ガソリン 404円
昼食 500円
ガソリン 424円
夕食 800円
宿泊 5,460円
合計 8,088円
総計 335,190円


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国道57号を北上
沖縄本島最北端の辺戸岬


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県道70号を南下
ヤンバルクイナの「とび出し注意」


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県道2号の峠
辺土名のペルー料理店


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「ラ・カバニャ」の「ペルー風焼きそば」
国道331号の峠


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山原の森
国道329号の峠


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名護の海に落ちる夕日
「街角」の「ソーキそば」


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