アドレス日本一周 west[150]
投稿日:2013年4月30日
九州の東尋坊
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耳川河口の美々津を出発。アドレスを走らせ、国道10号を北へ。
日向市の中心街に到着すると、まずは細島港に行く。ここはなつかしの地。かつては川崎港からフェリーが日向港に出ていた。その日向港というのは細島港のことだ。「川崎港ー日向港」のフェリーを利用し、日向港を出発点に、もしくは終着点にして九州をまわったことが何度かある。
細島港は牧島山のある小半島の北側と南側の2つに分かれている。北側がフェリー埠頭のあった新港で、2万トン、3万トンといった大型船も接岸できる。それに対して南側の細島港が昔からの港だ。ここは古くは宋、明との貿易の中継地としておおいに栄えた。南蛮貿易のポルトガル船もやってきた。
次に細島港の南側にある陸繋島の細島に入っていく。
細島は歴史的に見ても重要な島。「細島みなと資料館」がある。ここは江戸時代の参勤交代時の宿泊所だった旧高鍋旅館跡。細島はもともとは「鉾島」といわれたそうだが、島名の由来となった鉾が奉納されている「鉾島神社」がある。「西南の役官軍墓地」には西南戦争で死んだ官軍の兵士、280余名が眠っている。
細島の先端が日向岬で、そこには細島灯台が立っている。日向岬からはさらに「九州の東尋坊」と呼ばれる大断崖の「馬ヶ背」が、日向灘に向かって延びている。日向岬を歩いたあとは「馬ヶ背茶屋」でソフトクリーム(300円)を食べ、日向市の中心街に戻った。