アドレス日本一周 west[155]
投稿日:2013年5月9日
想い出が蘇る国東半島
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佐賀関半島から大分に戻ると、日本一周ライダー「はるさん」おすすめの高崎山温泉「おさるの湯」に行く。国道210号→県道21号で大分道の大分ICへ。そこから高速道沿いに山中に入ったところにある。
さすが「はるさん」のおすすめだけあって、「おさるの湯」(入浴料300円)はよかった。無味無臭の薄茶色をしたツルツル湯。大分の市街地のすぐ近くにあるとは思えないような豊かな自然に囲まれている。湯から上がると、受付で売っていた「のり巻き&いなり寿司」(380円)を買って食べた。何とも心に残る「おさるの湯」だった。
高崎山温泉から大分に戻ると国道10号で別府から日出へ。
日出から国道213号で国東半島に入っていく。
杵築城のある杵築を通り、大分空港の脇を走り抜け、羽田海岸でアドレスを止め、きれいな砂浜を歩いた。海水浴場にもなっている羽田海岸の広い砂浜には人一人いなかった。
国東半島の北側に出ると、姫島が見えてくる。九州の東海岸では一番大きな島。姫島行きのフェリーの出る伊美港まで行った。2001年〜2002年の「島めぐり日本一周」でまわった姫島がなつかしく思い出されてくる。
伊美港からさらに国道213号で豊後高田に向かっていく。
「島めぐり日本一周」では、ここで危うく命を落とすところだった。
国道213号は交通量の少ない快走ルート。信号の数も少ない。
先行する大型トラックが交差点の赤信号で止まった。交差点で止まったのはその大型トラックとぼくのバイクの2台だけ。するとその大型トラックは信じられないことに、突然バックしてきたのだ。
「おーい!」
と、大声で怒鳴ったが、運転手には聞こえない。
「島めぐり日本一周」ではスズキの50ccバイク、SMX50でまわった。そのときはギアをローに入れ、クラッチレバーを握って止まっていたが、あわててギアをニュートラルにし、地面を足で蹴ってバックした。
ぼくが左の路肩に避けたのと、大型トラックがその地点までバックしてきたのはほぼ同時。間一髪で助かった。あやうく人間もバイクも大型トラックの下敷きになり、ペシャンコになるところだった。
大型トラックの荷台をバンバンたたいて停車させたが、運転手は
「いやー、すいません、すいません」
を繰り返すばかりだった。
それにしても何で大型トラックが国道上で突然バックしてきたのか…、ぼくにはいまだにわからない…。