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生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

アドレス日本一周 west[168]

投稿日:2013年5月24日

島根半島横断

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 松江を出発し、国道431号を行く。この国道431号は出雲市で国道9号と分岐し、米子市で国道9号に合流する島根半島横断のルート。じきに右手に中海が見えてくる。宍道湖と同じように波ひとつない湖面。中海からの流れだが、境水道から三保湾につながっている。
「出雲神話」の斐伊川は宍道湖から松江の大橋川を流れ、中海から境水道を通って日本海の三保湾へと流れ出ていく。このような構図になっている。
 左手に島根半島の山並み、右手に中海を見ながらアドレスを走らせていくと、境水道沿いの道になる。狭い水路の境水道。その対岸は鳥取県だ。
 国道485号との分岐点まで来ると左折し、七類港へ。その間は2・3キロでしかない。七類港の岸壁でアドレスを止めた。ここから隠岐への旅客船が出ている。国道485号の本土側は超短国道だが、七類港からは海路でさらに隠岐の島前、島後へとつづいているのだ。隠岐へのフェリーは境港から出ている。
 円形をした島、島後の北東端にある布施が国道485号の起点になっているが、七類港の岸壁に立つと、「島めぐり日本一周」(2001年ー2002年)でまわった隠岐がなつかしく思い出されてくる。とくに島後は大きな島なので、「島後一周」は走りごたえがあった。
 ところで日本の「島国道」はすべて、国道485号と同じようなパターンになっている。本土側に起点、もしくは終点となる地点があり、そこからわずかな距離を走って港へ。その港からは海路で島を貫く「島国道」につながっている。
 七類港から国道431号に戻ると、境水道を見ながら走り、やがて境水道をまたぐ境水道大橋の下をくぐり抜けていく。国道431号は境水道大橋で境水道を渡り、境港から米子に通じている。
 境水道大橋からは県道2号で島根半島先端の三保関半島に入り、三保関の漁港でアドレスを止めた。ここはかつての日朝貿易の拠点。その関係で海関が置かれた。

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中海を見ながら走る
「島国道」の国道485号を行く


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七類港の船乗り場
境水道をまたぐ境水道大橋


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三保関漁港。左手には大山が見えている


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