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生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

アドレス日本一周 west[191]

投稿日:2013年6月20日

波に黄金の花が咲く

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 能登の一宮、気多大社を出発すると、アドレスを走らせ、能登半島の外海の外浦海岸を北上していく。
 志賀原発のわきを通り、福浦港へ。
 ここは「福浦よいとこ 入船出船 波に黄金の花が咲く」と歌われたほどのにぎわいをみせた港。古くは福良津といわれ、渤海からの使節の来航する港だった。
 福浦港の一角には現存する木造では日本最古の灯台がある。
 明治9年(1876年)の建造だ。
 福浦港を後にし、外浦海岸をさらに北上すると、豪快な海岸美の能登金剛に入っていく。そのシンボル的存在の「厳門」を皮切りに、夫婦岩の「機具岩」や断崖がスパッと割れて奥深くまで切れ込んでいる「義経の舟隠し」、さらには「ヤセの断崖」、「関野鼻」といった名所が連続する。関野鼻の洞窟には裸弁天がまつられている。
 関野鼻を過ぎると風景は一変し、琴ヶ浜の砂浜になる。
「門前じんのびの湯」(入浴料500円)に入り、門前の総持寺を参拝。天気は急変し、小雪が舞った。門前をあとにし輪島に向かう頃には雪雲は切れ、青空が顔をのぞかせる。この季節の北陸はコロコロと天気が変わる。
 日本海の名所、鴨ヶ浦に立ち寄ったあと、輪島の町中に入り、輪島漁港の岸壁でアドレスを止めた。

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断崖が連続する「能登金剛」の風景
関野鼻の突端


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「泣き砂」で知られる琴ヶ浜
「じんのびの湯」に入る


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小雪の舞う門前の総持寺
鴨ヶ浦の海岸


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鴨ヶ浦の海水プール
輪島漁港


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