カソリング

生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

アドレス日本一周 west[197]

投稿日:2013年6月28日

最長距離を走破

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 道の駅「細入」を出発。アドレスを走らせ、国道41号で富山へ。その途中では国道沿いの神通峡岩稲温泉「楽今日館」(入浴料600円)に入った。
 神通川の谷間を抜け出ると、富山平野に入っていく。前方にはもう山影はない。どこまでも広い富山平野だ。
 富山に到着。富山城でアドレスを止めた。ここで小休止すると13時に出発。
 富山からは国道8号を行く。滑川、魚津、黒部と富山平野の町々を通り過ぎていく。
 富山平野に衝立のようにたちふさがる立山連峰の山々を右手に見ながら走る。
 朝日を過ぎ、県境を越えて新潟県に入った。
 すぐに親不知のトンネルが連続するようになる。トンネルを抜け出た国道沿いの展望台でアドレスを止め、断崖が海に落ち込む風景を眺めた。
 16時、直江津着。ここからは国道18号を南下。妙高山麓の県境を越え、中部圏で2県目の内陸県、長野県に入った。
 18時、長野着。国道18号のナイトラン。
 19時、上田の秋和温泉に到着。高岡からの走行距離は480キロで、最高記録を達成だ。
 一軒宿の「秋和鉱泉旅館」が今晩の宿。まずは温泉に入って体をあたため、湯から上がると食堂でビールを飲み干す。そのあとで夕食。コイ料理が名物の宿だけあって、コイの「うま煮」がとびきりうまい。トロッとしたとろけるような味わい。そのほかの料理はといえば刺身、海鮮サラダ、肉鍋、鉄砲漬…。
 そんな夕食を食べているところに、「300日3000湯」で何度となく出会った「信州組」のよかさんと溶接屋さんが来てくれた。溶接屋さんは娘さんを連れてきている。「カソリさんて、この人だよ」といいたくて連れてきたようだが、小学生の娘さんこそいい迷惑というもの。ところがよくできた娘さんで、「カソリさんに会えてうれしい!」といって喜んでくれた。
 溶接屋さんからは信州の地酒「真澄」(上諏訪)と「喜久水」(飯田)の差し入れ。ほかには客がいなかったこともあって、食堂でのよかさん、溶接屋さんとの宴会になった。宴会は夜が更けるまでつづいた。
 宿のご主人、奥さんはほんとうにやさしい人で、「どうぞ、どうぞ」といってくれたのが何ともうれしい。
(これは後日談になるが、日本一周「東日本編」の東京・日本橋にゴールする前夜、ここ「秋和鉱泉旅館」に何人ものみなさんが集まって大宴会となった)
「秋和鉱泉旅館」でのミニ宴会が終わり、よかさんと溶接屋さん、溶接屋さんの娘さんが帰った。宿の奥さんは「カソリさん、どうぞ食べてください」といって何個ものリンゴを持ってきてくれた。
 部屋に戻ると、今度は自分一人での宴会。溶接屋さんの差し入れてくれた「真澄」と「喜久水」を飲んだ。

第40日目:高岡→上田
2008年11月9日
走行距離:480キロ(合計9,550キロ)
費用:
カンコーヒー 120円
朝食 367円
ガソリン 552円
ますずし 1,300円
神通峡岩稲温泉 600円
ガソリン 562円
ガソリン 552円
宿泊(1泊2食) 7,000円
合計 11,053円
総計 486,943円


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富山城
親不知


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糸魚川の姫川
糸魚川の日本海


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直江津からは国道18号を行く
長野を通過


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「秋和鉱泉旅館」の夕食
差し入れの信州リンゴと信州の地酒


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