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生涯旅人、賀曽利隆の旅日記

アドレス日本一周 east[5]

投稿日:2013年7月21日

岬を越えて安房国へ

千葉←東京←神奈川←静岡←神奈川←東京
2008年11月22日

 富津岬からは国道465号→国道127号で内房海岸を南下していく。
 東京湾フェリーの出る金谷港を過ぎると、明鐘岬のトンネルを走り抜ける。その先の海岸にアドレスを止めて砂浜を歩き、岬を振り返った。
 この明鐘岬が「房総国境」になる。我々はあまり意味を考えないで「房総」とか「房総半島」を使っているが、北の上総と南の安房を合わせたエリアが「房総」になる。明鐘岬はその境になっている。
 房総国境は明鐘岬から鋸山、清澄山へとつづく房総丘陵の稜線。この房総国境を越えて安房に入ると、日の光が強くなり、山々の緑はより濃くなり、潮の香がプンプン漂ってくるようになる。安房は「黒潮文化圏」の国だ。
 つづいて館山湾の北側の岬、大房岬に立ち寄る。国道127号の富浦から入っていく。この岬は「だいぶさ岬」とか「だいぼう岬」などと呼ばれるが、岬全体は大房(おおぶさ)公園になっている。駐車場にアドレスを止め、遊歩道を歩いて岬を一周。岬一周は30分ほどだ。展望台に立つと三浦半島を目の前に見る。その向こうには富士山。ここにはキャンプ場もある。
 そして館山からは房総半島南西端の岬、洲崎へ。東京湾岸の「内房」と太平洋岸の「外房」はここで分かれる。岬はこのように大きな境目になっている。
 洲崎の白亜の灯台からは三浦半島や伊豆半島、伊豆大島、富士山を眺める。とくに伊豆大島が大きく見える。灯台入口の「森田屋商店」では店のオバチャンの話を聞きながら、自家製の「ところてん」(250円)を食べた。ここでは「ところてん」の原料となるテングサが豊富に採れるという。
 洲崎近くの洲崎神社を参拝する。洲崎神社は安房国の一宮。御神体の御手洗山は斧のまったく入らない自然林。山の下半分のシイや上半分のヒメユズリハなどを中心とした樹林がテカテカ光り輝く濃い緑をつくり出している。この御手洗山は千葉県でも一番といっていい自然林の山になっている。洲崎から海沿いの房総フラワーラインを走り、つづいて国道410号ににぶつかったところにある安房神社を参拝。ここも安房国の一宮になる。

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上総・安房国境の明鐘岬
大房岬の園地


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洲崎の灯台
洲崎から対岸の三浦半島を見る


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洲崎周辺の山並み
安房の一宮、洲崎神社を参拝


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