カソリング

生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

アドレス日本一周 east[11]

投稿日:2013年7月28日

月の沙漠

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2008年11月23日

 勝浦に戻ってくると、勝浦漁港と八幡岬に行った。
 勝浦漁港ではマグロの競りを見た。魚市場にズラズラッと並んだマグロは壮観。
 前日にひきつづいての八幡岬では、対岸の断崖上に立つ勝浦灯台を見た。
 勝浦からは国道128号で御宿へ。ここでも漁港を見たあと、「月の沙漠公園」に行く。そこにはラクダに乗った王子さまとお姫さまの「月の沙漠」像が建っている。
 ぼくはアフリカ、アジア、オーストラリア、北米、南米と各大陸の砂漠をバイクで走ってきたが、砂漠に突入すると条件反射のように、
「月の沙漠をはるばると旅の駱駝がゆきました 金と銀との鞍置いて二つならんでゆきました…」
 の歌を口ずさんでしまう。
「ほんとうの砂漠はこんな甘いもんじゃないぜ」といいながら。
 この歌詞は青年詩人の加藤まさをによって1923年、ここ御宿の地でつくられた。
「月の沙漠公園」の前には「月の沙漠記念館」(入館料400円)があり、加藤まさをの人となりがわかる。しかし、砂漠に関する資料は何もなかった。

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勝浦漁港のマグロの競り
八幡岬から見る勝浦灯台


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御宿の漁港
御宿の「月の沙漠像」


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