カソリング

生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

アドレス日本一周 east[17]

投稿日:2013年8月4日

夕日が常陸の野に落ちていく

福島←茨城←千葉←東京←神奈川←静岡←神奈川←東京
2008年11月23日

 銚子を出発。国道124号の銚子大橋を渡り、千葉県から茨城県に入っていく。
 利根川大橋を渡りきったところで、利根川対岸の銚子の町並みを見た。さらに利根川の河口まで行くと、海沿いの道を走り、海を見た。このあたりの海はは太平洋でも鹿島灘になる。長い砂浜が延々とつづいている。
 国道124号に戻り、鹿島に着くと、常陸国の一宮、鹿島神宮へ。石造りの大鳥居をくぐり境内に入る。目の前には堂々とした楼門。それをくぐり抜け拝殿で参拝した。七五三参りの家族連れが目立った。
 鹿島神宮からは広大な神宮林に沿って走る。アドレスを止めてちょっと中に入ってみると、そこはジャングルを思わせるような自然林。鹿島神宮に守られた神宮林は茨城県でも一番の自然を残している。
 鹿島神宮の神宮林が尽きたところにWカップの舞台にもなった「カシマスタジアム」がある。Jリーグの鹿島アントラーズの本拠地。ぼくはアントラーズのファンでもないのに、このときばかりはスタジアムに向かって「ガンバレ、アントラーズ!」と叫んでやった。アントラーズの強さの秘密は鹿島神宮に守られているからなのか?
 鹿島神宮があるのは「鹿島市」ではなく「鹿嶋市」になる。鹿島町が合併して市になるとき、すでに佐賀県に鹿島市があった。同じ市名にはできないので、苦肉の策で鹿嶋市になった。「鹿嶋」の市名も50年か100年のすれば慣れることだろう。
「カシマスタジアム」前からは国道51号を行く。夕日が常陸の野に落ちていく。
 苫小牧へのフェリーの出る夜の大洗港に寄り、大洗から国道50号で水戸へ。
 水戸からは国道6号を北上。猛烈な眠気に襲われ、コンビニで「眠眠打破」ではなくて「強強打破」(395円)を買って飲んだ。
 国道6号の日立、高萩と通り、北茨城では五浦温泉「天心乃湯」(入浴料500円)に入った。湯から上がると大広間で夕食。北茨城名物の「あんこう鍋」(2000円)を食べた。ゼラチン状のアンコウ特有の食感がたまらない。最初はご飯で食べた。最後にうどんを鍋に入れ、「あんこうの煮込みうどん」にした。これが絶品。「ご飯&うどん」は300円だった。
「天心の湯」を出ると関東最北の漁港、平潟漁港へ。ここは日本有数のアンコウの水揚げ港として知られている。
 平潟漁港を後にし、国道6号で福島県のいわき市に入る。
 すぐに国道を右折し、鵜ノ子岬へ。勿来漁港の岸壁にアドレスを止め、東北太平洋岸最南の鵜ノ子岬を見る。海に落ちる岩山の裏側は、関東側の平潟漁港になる。
 勿来からは国道6号のナイトランでいわき市の中心の平へ。JRいわき駅前の「東横イン」に泊まった。

第4日目:勝浦温泉→いわき
2008年11月23日
走行距離:327キロ(合計1,151キロ)
費用:
月の沙漠記念館 400円
昼食(片貝) 1,150円
ガソリン 454円
犬吠埼灯台 200円
昼食(銚子) 780円
強強打破 395円
天心乃湯 500円
夕食 2,300円
宿泊(朝食付) 5,880円
合計 12,059円
総計 29,305円


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茨城県側から銚子を見る
鹿島灘の砂浜


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鹿島神宮の鳥居
鹿島神宮の楼門


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鹿島神宮の拝殿
カシマスタジアム


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「天心乃湯」の「あんこう鍋」
「あんこうの煮込みうどん」


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