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生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

アドレス日本一周 east[24]

投稿日:2013年8月12日

石巻の日和山

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2008年11月24日

「日本三景」の松島では、松島湾に浮かぶ島々の風景をしっかりと目に焼き付けた。これで西日本編での宮島と天橋立を合わせ、「日本三景」をすべて見たことになる。
「日本三景」は「日本一周」では外せないポイントだ。
 松島から国道45号で石巻へ。
 石巻に到着すると、町中を走り抜け、日和山に行く。そこには「奥の細道」の芭蕉と曽良の像が建っている。曽良が芭蕉の背中を押して歩いている像。旅の辛さ、苦しさが伝わってくるようだ。台座には「奥の細道」のルート図が描かれている。
 日和山の一帯は日和山公園になっているが、ここは中世の石巻城址だという。

文治5年(1189年)の奥州合戦の恩賞として、源頼朝の家人葛西清重は、牡鹿郡ほか数か所の所領を給付されました。以後、天正18年(1590年)に豊臣秀吉によって滅ぼされるまでの400年間、牡鹿郡は葛西氏の重要な所領であり、なかでも石巻の日和山は、その居城があったところという伝承が残っています。(略)

 と案内板に書かれている。
 日和山の山頂には鹿島御児神社がまつられているが、そこからの眺めは絶景だ。
 旧北上川が石巻湾に流れ出ている。そこにかかる日和橋が正面に見え、海上には田代島と網地島が浮かんでいる。左手には牡鹿半島の山並みが長々と連なっている。
 日和山から旧北上川の川岸に下り、日和橋を渡って石巻漁港の岸壁でアドレスを止めた。

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「日本三景」の松島
日和山の芭蕉と曽良の像


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日和山から見下ろす石巻
日和山から見下ろす旧北上川


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石巻の家並み
旧北上川の川岸を走る


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旧北上川の河口を望む
石巻漁港


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