アドレス日本一周 east[85]
投稿日:2013年10月17日
雨中の林道走行
←東京
2008年12月5日。朝からザーザー降りの雨。何とも辛い冬の雨だ…。
礼文島・香深の「桜井旅館」の朝食を食べ、7時30分、出発。
香深港の岸壁にスズキの125ccスクーター、アドレスV125Gリミテッドを止める。そして「雨には負けないぞ!」と、気合を入れて走り出す。
さー、アドレスでの雨中の林道走行の開始だ。
香深から礼文島西海岸の元地漁港に通じる道道765号を行き、峠を貫く桃岩トンネルの手前で右折し、稜線上を走る礼文林道に入っていく。
比較的よく整備された林道なので走りやすい。登り下りもそれほどきつくはない。
冬枯れの風景を眺めながら走る。海をはさんで利尻島が見えるが、利尻富士はぶ厚い雨雲に覆われ、まったく見えない。たたきつけるような雨に降られながら走りつづけた。
7キロほどのダートを走り抜け、舗装路に出たときはホッとした気分。緑ヶ丘公園のキャンプ場の近くを通り、礼文島縦貫の道道40号に出た。
礼文林道は「島めぐり日本一周」(2001年〜2002年)の時にも走った。6月下旬のことで、礼文島は高山植物の花の季節。沿道では何種類もの花を見た。その中でも赤紫色のハクサンチドリの花が印象的だった。
全部で300種以上もの高山植物が見られるという礼文島は、まさに「高山植物の島」。それらの高山植物の花々を高山だけでなく、平地でも見られるのが礼文島のすごさだ。
澄海岬近くの鉄府では紫色のミヤマオダマキの花が咲き誇っていたが、その中に礼文島の高山植物を代表するレブンアツモリソウの白い花を見たときは感動した。
礼文林道を走り終え、道道40号で香深へ。その途中に北海道のコンビニ、セイコーマートがある。アドレスを止め、コーヒーブレーク。まずはHOTのカンコーヒーで手をあたため、そのあとで飲む。生き返えるような瞬間だ。