カソリング

生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

アドレス日本一周 east[92]

投稿日:2013年10月27日

激しい地吹雪

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2008年12月6日

 宗谷岬を出発。まずは大岬漁港をひとまわりし、国道238号で猿払村に向かう。道の駅「さるふつ公園」にある猿払温泉「憩いの湯」に入りにいくのだ。
 オホーツク海を左手に見ながら走る。アドレスで切る風は強烈な寒さ。気温は氷点下5度だが、体感温度はそれ以下だ。昨夜の雨がパリンパリンに凍りつき、路面の轍の部分だけがアイスバーンになっている。
 稚内市から猿払村に入ったころから天気は崩れ、雪になる。それも激しい地吹雪。雪が国道の路面を猛烈な勢いで流れていく。浜鬼志別の町に入ると一面の雪景色。路面はツルンツルンのアイスバーン。転倒しないように両足ベタ着きでソロソロと走った。
 浜鬼志別の町を過ぎたところが道の駅「さるふつ公園」。ここでやってしまった。ぶ厚い氷の上にうっすらと雪が積もっていて、それに気づかずツルンと滑り、痛恨の転倒。転倒自体はたいしたことはなかったが、ジャケットのポケットに入れておいたデジカメで胸を打った。あまりの痛さでしばらくは息ができなかったほど(この胸の痛みにはこのあと、後々までも悩まされることになる)。
 痛みが大分、治まり、息ができるようになったところで、猿払温泉「憩いの湯」(入浴料500円)に入った。雪地獄のあとの温泉天国にカソリ、湯につかりながら思わず「生き返った!」の声が出た。

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宗谷岬の大岬漁港
宗谷岬から国道238号を行く


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猿払村に入ると雪になった
激しい地吹雪の中を行く


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浜鬼志別の町は一面の雪景色
道の駅「さるふつ公園」。ここで痛恨の転倒…


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猿払温泉「憩いの湯」に入る


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