カソリング

生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

アドレス日本一周 east[94]

投稿日:2013年10月30日

明日は吹雪になって欲しい

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2008年12月6日

 猿払から戻った午後、「民宿宗谷岬」にスズキのアドレスV125Gリミテッドのプロモーションビデオを撮影するため、中部印刷の杉浦さんをはじめとする3人のスタッフがやってきた。カメラマンの松村さんも同行してくれている。
 撮影の本番は明日になるとのことだが、さっそく下見を兼ねての撮影開始。猿払での転倒の胸の痛みをグッとおさえ、小雪の舞う外に出る。気温は氷点下5度。アドレスを走らせ、まずは宗谷岬の「日本最北端の地碑」へ。猛烈な風が吹き荒れいる。宗谷海峡は波が高く、波が舞い、サハリンは波浪でまったく見えない。
 ヘルメットをしている間はよかったが、ヘルメットを脱いだとたんに耳がちぎれんばかりに痛む。あらためてアドレスでの走行中はヘルメットに守られていたことがよくわかる。顔の中でも耳は一番の弱点だ。
 アドレスV125Gリミテッドのグリップヒーターのおかげで、手はそれほどの寒さ、痛みを感じない。シートヒーターのおかげで体全体が凍りつくこともない。
 宗谷岬の「日本最北端の地碑」を皮切りに、大岬の漁港、宗谷丘陵とアドレスの撮影は夕暮れまでつづいた。
「民宿宗谷岬」に戻ると、女将さんが腕を振るった夕食のご馳走が待っていた。
 ソイとツブ貝の刺身、ソイのソテー、サーモン、ホタテ、カニ…。メインはタコのシャブシャブ。シャブシャブ用の生タコは抜群のうまさだ。北海の幸を肴にビールをくみかわし、話はおおいに盛り上がった。
 宴会の最後で中部印刷の杉浦さんは「明日は吹雪になって欲しい!」という。吹雪の中を走るアドレスを撮影したいようだ。さー、どうなることやら。猿払の地吹雪の中をさんざん走り抜けてきたカソリとしては、「吹雪はもうたくさん」という気持ちが強かった。

第17日目:宗谷岬→宗谷岬
2008年12月6日
走行距離:79キロ(合計4,411キロ)
費用:
ガソリン 629円
猿払温泉 500円
宿泊(1泊2食) 7,500円
合計 8,629円
総計 185,363円


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猛烈な風が吹きまくる宗谷岬
「民宿宗谷岬」の夕食


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シャブシャブの生タコ
ソイとツブ貝の刺身


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ソイのソテー


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