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生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

アドレス日本一周 east[102]

投稿日:2013年11月10日

歴史を感じさせる建物群

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2008年12月9日

 JR留萌駅前を出発し、国道231号で増毛へ。雨が降ってくる。冷たい雨に降られながら日本海に沿って南下。冬の日本海の時雨模様で、じきに青空が広がり、日が差してくる。と思うまもなくまた、ザーッと雨がふってくる。
 増毛に到着するとまずは増毛漁港を見る。増毛は宝暦年間(1571年〜1764年)に漁場として開発されて以来、ニシン漁の中心として繁栄した。その栄華を今にとどめる「歴史的建造物」の数々がこの町には残されている。
 増毛港からJR留萌本線の終着駅の増毛駅へ。今は本線とは名ばかりの超ローカル線で、留萌から1両編成の列車がやってきた。列車を降りた乗客の数はほんの数人で寂しさを漂わせていた。
 そんな増毛の駅前に木造3階建の旅館「富田屋」がある。今は廃業状態。その隣りにはやはり歴史を感じさせる建物の「風待食堂」があるが、ここも今は廃業状態で、増毛町の観光案内所になっている。
 駅前通りには旧商家丸一本間家や増毛館、日本最北の造り酒屋、国稀酒造などの歴史を感じさせる建物群が残っている。高台にある増毛小学校の校舎も歴史的建造物で、現存する小学校の校舎としては北海道最古。昭和11年に建てられた。
 増毛の町をひとまわりしたところで、町中の食堂「志満川」で「ウニ鍋定食」(1200円)を食べた。北海の味覚がたまらない。

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留萌から国道231号で増毛へ
増毛漁港


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JR留萌本線の増毛駅
増毛駅は留萌本線の終着駅


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増毛駅に1両編成の列車が到着
増毛駅前の木造3階建の旅館「富田屋」


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増毛駅前の「風待食堂」
増毛小学校


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増毛の食堂「志満川」の「ウニ鍋」


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