カソリング

生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

アドレス日本一周 east[125]

投稿日:2013年12月12日

津軽の雪景色

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2008年12月13日

 下前漁港近くの「おさかな海岸」で昼食を食べ、国道339号を南下。県道12号で十三湖の湖畔を走り、広域農道の「メロンロード」に入る。その頃から雪が降り出し、雪はあっというまに激しくなった。
 ヘルメットのシールドにはべったりと雪がこびりつき、前方がほとんど見えなくなる。ヘルメットのシールドを上げると、雪は容赦なく目に突き刺さってくる。まるでガラスが突き刺さるような痛みを感じる。
 路面はあっというまに真っ白になる。ツルッ、ツルッと滑る。とにかく転倒しないように最大限の注意を払って走った。
 交通量の少ない「メロンロード」なので助かったが、バックミラーで絶えず後方を確認した。後続車がくるとスピードを落として路肩に避け、車を先に行かせてからまた走り出す。とにかく自分が原因での事故だけは避けなくてはならない。
 前方には津軽富士の岩木山が大きく見えるはずなのだが、雪に隠れてまったく見えない。冬の津軽を実感するような雪景色だ。
 国道101号に出た。鰺ヶ沢までが勝負。後続車が来るたびにウインカーを出して左に避ける。ゆるやかな峠を越えると路面から雪が消えた。
「助かった!」
 無事、鰺ヶ沢に到着し、漁港の岸壁にアドレスを止めた。鰺ヶ沢では雪は降っていなかった。

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十三湖を過ぎると雪が降り出す
一面の雪景色で岩木山は見えない


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国道101号で鰺ヶ沢へ
鰺ヶ沢漁港


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