カソリング

生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

アドレス日本一周 east[156]

投稿日:2014年1月17日

越後杜氏の故郷で大忘年会

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2008年12月18日

「新潟〜三国峠」の往復を走り終え、16時30分に新潟駅前に戻ってくると、すぐに出発。信濃川にかかる萬代大橋を渡り、日本海沿いの国道402号を行く。
 今晩の宿、野積温泉の「民宿源助」に到着したのは18時。雨に降られっぱなしの1日だったが、最後の最後まで雨だった。
「民宿源助」ではうれしい石井貴道さんとの再会。
「カソリさ〜ん、よく来てくれました!」
 と大歓迎された。
 まずは「のぞみの湯」に入る。1日中、雨に降られっぱなしだったので、「のぞみの湯」につかったときは生き返るような思いだ。
 湯から上がる頃、昨夜、新潟で忘年会をしたスパット神田さんが来てくれた。さらに燕からは田辺さん、寺泊からは淵本さんが来てくれた。
 野積温泉での盛大な忘年会が始まった。
 それにしてもすごい料理。石井さんが気合を入れて造ってくれた。
 イカの耳の「源助ずし」、イカとコハダの「源助ずし」、2種の「源助ずし」は超特大だ。さらにスズキとイナダ、甘エビの刺身、ハタハタの味噌焼き、ズワイガニ…と地魚、地物料理が次々に出た。貝や海鮮鍋も出た。まさに日本海の冬の味覚のオンパレードだ。
 こうして「民宿源助」の海鮮料理を食べながら、越後の地酒を飲みかわし、越後のみなさんとおおいに語り合った。越後人の人の良さがジンジンと伝わってくる。
「これからはもうずっと鉛色の空ですよ…」
 と石井さんは越後の冬の厳しさをいったが、そんな冬空を吹き飛ばすような野積での宴会だ。
 野積は映画「蔵」の重要な舞台。ここは越後杜氏の故郷なのだ。昔から多くの杜氏たちが各地の酒造所に出ていった。「民宿源助」の忘年会では映画「蔵」の話もずいぶんと出た。ぼくは映画を見ることはあまりないが、「蔵」には感銘を受け、2度見た。それだけによけい心に残る野積になった。

第29日目:新潟→野積
2008年12月18日
走行距離:370キロ(合計7,301キロ)
費用:
ガソリン 379円
朝食 385円
上野温泉 500円
昼食 870円
ガソリン 420円
ガソリン 360円
宿泊(1泊2食) 5,000円
合計 7,914円
総計 325,894円


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野積の「民宿源助」に到着!
「民宿源助」の盛大な忘年会


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イカの耳の「源助ずし」
イカとコハダの「源助ずし」


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刺身の盛り合わせ
ハタハタの味噌焼き


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ズワイガニ


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