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生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

アドレス日本一周 east[157]

投稿日:2014年1月18日

最後の岬

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2008年12月19日

 12月19日6時起床。新潟市内に帰っていくスパット神田さんを見送ったあと、野積の広い砂浜を歩いた。荒涼とした風景。しばらくは寒風に吹かれながら、水平線上に横たわる佐渡を眺めた。芭蕉の「荒海や 佐渡に横たふ 天の河」の句がしきりと頭に浮かんだ。
「民宿源助」に戻ると朝湯に入り、朝食だ。イカ刺とサンマの焼き魚、味噌汁は貝汁。朝食を食べ終わると出発。石井さんと昨夜の忘年会メンバーの田辺さん、淵本さんに別れを告げ、「民宿源助」前から国道402号を走り出す。といっても南の柏崎方向ではなく、北の新潟方向だ。前日は雨中のナイトランになってしまったので、どうしても角田岬まで戻りたかった。
 海に落ち込む断崖の上に白い灯台の立つ角田岬に到着。ここが今回の「日本一周」最後の岬になる。「東日本編」67番目の岬。「西日本編」では85岬をめぐったので、合計すると152岬になった。
 角田岬下の角田浜海水浴場でアドレスを止め、人一人いない砂浜を歩く。歩きながら佐渡を眺めた。このあたりからが、佐渡は一番近い。対岸は佐渡の赤泊のあたりになる。

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野積海岸から佐渡を見る
「民宿源助」の朝食


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朝食の貝汁はうまかった!
白い灯台の立つ角田岬


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角田岬から角田浜を見下ろす
角田浜から見る角田岬


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